トランプラリーに乗れてない場合の対処法

トランプラリーで沸く日本株。しかし、乗れていない人も多いはず。その場合はどのように考えていけばよいのでしょうか?

トランプラリーで沸く日本株。しかし、乗れていない人も多いはず。その場合はどのように考えていけばよいのでしょうか?

東証の売買代金は活況といえる水準になっていますが、その牽引役は外国人です。外国人の東証一部現物株の買い越し額は、直近5週間で2.17兆円にもなりました。これはもの凄い数字です。反対にこの間の個人投資家は1.97兆円の売り越しでした。

つまり、トランプラリーに乗れていない個人が相当多いのだと思います(売ってしまってポジションは縮小)。実は米国も似たような状況で、あまりに急激、かつ、これまでダメだった注目外のセクターが大きく上昇してしまったため、大相場に乗り切れていない投資家も意外に多い様子です。

海外のファンド勢ががっつり仕込んでいる

一方、日本市場でしっかり大相場の入り口で仕込んだ外国人投資家の正体は、中長期目的のファンド勢と思われます。彼らはアベノミクス相場の入り口(2012年末~2013年初め)でも大量の買い越しを演じ、がっつりと仕込みました。彼らの特徴は、動くべきところ(潮目の変わり時)で大胆に動き、そして一度仕込んだら、潮目が変わるまで(たっぷり利益が乗るまで)熟成させ、潮時と見たら一気に売り抜けることです。外国人投資家のこのパターンは2005年から何度も繰り返し見てきた光景です。

具体例を出しますと、2012年11月の野田首相による「解散しても良い」発言から以降の22週中、外国人投資家は21週が大幅な買い越しで、この間に合計+7.8兆円も仕込みました。日経平均が9,000~13,000円だった時期です。その後はじっくり寝かせて熟成させ、日経平均が2番天井となる21,000円に近づいた2015年8月中旬から売り始め、以降2016年3月末までにきっちり▼7.8兆円を売り越し、大幅な利益確定を実施しました。

2016年春以降はご存知のように外国人不在の閑散相場となりました。彼らは債券や金に流れていたのです。そして今、トランプ相場で債券から株へと再び資金を一気に投じているのです。

注目するに価値ある相場

この過去の例を考えれば、まだ乗り切れていない投資家は、外国人が仕込んだ後で「時、既に遅し」などと思わず、それよりも、彼らとあまり変わらない地点で仕込んだ方が良い考えるのも1つの方法と思います。つまり、12月後半~1月にかけての、安いところどころで仕込んでも、今後株価が上昇していくとするなら、中長期目線では全く遅くないとも言えるのです。

もう少し、短期視点に目を移すと、銀行や鉄鋼でしっかりトランプ相場に乗った勝ち組の個人投資家は、売買代金を見ると利益確定を行った可能性があります。するとポジションはありません。つまり、乗れなかった人も、乗った人も、今から同じ目線で買い始めることになり、それ故、これから押し目が出ればすぐに買いが入る状態が続くとも考えられると思います。

中長期の日経平均のチャートを俯瞰すると、50日移動平均線が200日移動平均線を上に突き抜けるゴールデンクロスが2016年10月中旬発生しています。これは年に1度あるかないかの出来事です。過去の例を見ると、ゴールデンクロスが発生した場合は大相場に発展する可能性があり、仮に今後、大相場に発展するなら、現在はまだ初動に過ぎないとも考えられます。もちろん、本当に騰がるかどうかは後になってみなければ分かりません。いわゆるダマしかもしれないわけですが、それが明らかになった時は撤退すれば良いだけと思います。つまり、今はリスクはあっても、押し目があった場合に、投資を検討するに値する相場であるとは言えると思います。

参考:日本株通信

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