1月株式市場の傾向(日経225銘柄)

1月は、全銘柄を対象とした検証を行うと、株価が上がりやすい傾向のある月です。しかし、大型株・中小型株・新興市場銘柄と分類して検証すると、それぞれの傾向は大きく異なってきます。

今回は、このような1月相場で例年株価が下がりやすい傾向がある日経平均採用銘柄(=大型株)をご紹介します。株価が下がりやすい銘柄を事前に把握することで、不用意に損失を被るリスクを回避することが出来るでしょう。

その前にまず、1月の株式市場における日経平均採用銘柄(日経225銘柄)の傾向について検証してみます。12月末に日経225銘柄を購入し、1月末に売却した場合の成績は以下の通りです。


■検証結果
システムトレードの達人

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勝率: 43.42 %
勝ち数: 2,248 回
負け数: 2,929 回
引き分け数: 77 回

平均損益(円): -997 円  平均損益(率): -0.50 %
平均利益(円): 16,233 円  平均利益(率): 8.12 %
平均損失(円): -14,248 円  平均損失(率): -7.12 %

合計損益(円): -5,240,763 円  合計損益(率): -2,620.54 %
合計利益(円): 36,492,409 円  合計利益(率): 18,246.74 %
合計損失(円): -41,733,172 円  合計損失(率): -20,867.28 %

プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 0.874
平均保持日数: 27.08 日

以上が、1月の株式市場の傾向(日経平均225銘柄)の検証結果です。検証結果を見てみると、勝率は43.42%、平均損益は-0.50%です。勝率が5割を切っており、1トレードあたりの平均損益もマイナスとなっていることから、1月の日経平均採用銘柄は上がりにくい傾向があると言えるでしょう。

一方で、ジャスダックやマザーズといった新興市場を対象に同様の検証をすると、「勝率57.42%、平均損益3.12%」となりました。日経平均採用銘柄と新興市場銘柄では、成績に大きな差が出ています。これは、年末年始のご祝儀相場の恩恵を受けた個人投資家の資金が、大型株から値動きの軽い新興市場に移りやすいことが要因と考えられます。1月の投資戦略を考える上では、日経平均採用銘柄のような「大型株」よりも、ジャスダックやマザーズ市場に上場している「小型株」に注目する方が良さそうです。

なお、全銘柄を対象とした検証は、「1月株式市場の傾向は?」で取り上げていますので、こちらもあわせてご覧ください。

次は、株価が上がりにくい傾向のある日経平均採用銘柄の中でも、特に株価が下がりやすい傾向にある銘柄をご紹介したいと思います。



1月低成績ランキング

システムトレードの達人

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上記の表は、先ほどの日経平均採用銘柄(225銘柄)を対象とした検証において、勝率が低かった銘柄のランキングです。

<9613>NTTデータ【19.05%】
<9766>コナミホールディングス【19.23%】
<4704>トレンドマイクロ【27.78%】

といった銘柄があげられますが、これらの銘柄の特徴は、「情報・通信関連銘柄」です。情報・通信関連銘柄は、食品や電力・ガス・鉄道と並ぶディフェンシブ銘柄の一つです。ディフェンシブ銘柄は景気変動の影響を大きく受けにくい銘柄として、景気低迷時や相場が軟調に推移している局面では、リスクの低い銘柄として人気化しやすい銘柄ですが、一方で相場が好調な局面になると業績が好調な銘柄などに投資家の注目が集まりやすく、ディフェンシブ銘柄には買いが入りにくい傾向があります。

どの業種も個別銘柄も、月によって株価が上がりやすい場合と下がりやすい場合があります。今回のように簡単な検証をすれば、1月の投資戦略を考える上での有効な判断材料の1つとすることができるでしょう。なお、1月は大型株や日経平均採用銘柄の株価が軟調に推移しやすく、中小型株や新興市場銘柄の株価は好調に推移する傾向のある月です。過去の勝率が低い市場の銘柄でトレードするよりは、成績が良好な市場から銘柄を選定しトレードした方が、よりリスクを抑えることができることでしょう。

これらの数字は、あくまでも過去の検証結果ですので、これから先の未来でも同様の結果になる保証はありません。しかしながら、統計的な背景がある数字は、カンよりもはるかに信ぴょう性が高いものです。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。

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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)
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