金持ち体質と貧乏体質の大きな違いは「罪悪感」

インタビュー第1回の『貧乏体質チェック』を行って当てはまる項目が多かった人は、どうしたらいいのでしょうか?今回は貧乏体質を改善する心との向き合い方について解説します。

「貧乏体質には3大原則があります」というのは、心理カウンセラーの石原加受子さん。

その3つとは、<1>罪悪感 <2>争うこと <3>我慢することだといいます。この3つがなぜ貧乏体質を生み出すのか。石原さんにレクチャーしてもらいました。
 
お金が貯まらない、貧乏体質の改善方法

お金が貯まらない、貧乏体質の改善方法

 

<1>罪悪感

金持ち体質と貧乏体質の大きな違いが、この「罪悪感」です。大金を得ると悪いことをしているように思えたり、お金を使うときに後ろめたさを感じる、人のために使えても自分のためにはお金が使えない……そんな人は、お金に対して罪悪感を持っている人です。

罪悪感とは、自分が罪を犯しているという意識を持つこと。もし、「私がお金を得ることは悪いことだ」という意識を持っていたとしたら、人はそれを消そうと自分を制したり、罰してしまい、無意識にお金を得られないような行動をとってしまうのです。

「お金を得てはいけない」という罪悪感を解消するにはどうしたらいいのか。そのためには、「自分の心が罪悪感から解放される方法を実行していくこと」だと石原さん。

「例えば昔、借金を返済していないことが自分のなかで引っかかっているなら、それに見合った額のボランティアや寄付をするなど、どこかに“還元”する。罪悪感を少しずつ消していくことで、“私はお金を得てもいいんだ”と自分自身にOKを出せるようになれば、おのずと行動も変わっていくでしょう」
 

<2>争うこと

争うことが、なぜ貧乏体質を呼ぶのか。石原さんはこう解説します。

「どんなに“お金が欲しい”と思っても、心の奥底で、“そのためには人と争って他から奪わなくてはいけない”というネガティブな意識を持っていたなら、お金を得ることに罪悪感を感じ、ブレーキがかかるでしょう。すると、人を蹴落としてまでお金持ちになりたくないと大半の人は考えて、自然とお金持ちにならないような行動をとってしまうのです」

さらに、他人との争いに意識が向くあまり、自分のやるべきことに集中できないというデメリットがあります。他人との争いではなく、自分の目標に焦点を合わせることで、願望に向けて集中して打ち込むことのできる環境を作っていく。それこそが、お金持ちへの道に繋がることはいうまでもありません。
 

<3>我慢すること

金持ち体質になりたいなら、「我慢」もタブーです。ところが、自分が我慢していることに気づいていないケースも実は少なくないといいます。

「“~しなければいけない”“~すべきだ”と考えがちな人は、我慢をしていることが多いはずです。“老後に備えるために、今、お金を貯めなくてはいけない”“一生独身だと孤独になるから、結婚しなければいけない”など、未来の不安をなくすために“~せねばならない”と努力するほど、“今の私”は我慢をすることになり、縛られていく。すると、幸福度がどんどん薄くなります。そういう人は、たとえお金が貯まっても今度はなくなることを恐れ、お金を使えなくなるのです」

我慢ばかりを重ねていると、自分の感情がある日暴走し、衝動的に散財したり、最悪の場合、冷静な判断力をなくしてお金を失う場合も。

「自分の感情を無視せず、大切に扱いましょう。我慢しすぎず、その都度小さな欲求をかなえてあげることで感情が解放され、満たされます。それが大きな願いをかなえるための1歩になるのです」

★次回インタビューでは「超貧乏体質」の改善方法をアドバイスします!


教えてくれたのは……
石原 加受子(いしはら かずこ)さん
 
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心理カウンセラー。「自分中心心理学」を提唱する心理相談研究所「オールイズワン」代表。心理学校メンタルヘルス学会会員、厚生労働省認定「健康生きがいづくり」アドバイザー。独自の心理学で性格や対人関係、親子関係などの改善を目指すセミナー、カウンセリングを28年以上続け、老若男女にアドバイスを行う。『金持ち体質と貧乏体質』『ヘトヘトに疲れる嫌な気持ちがなくなる本』『戦わない人ほど幸せが手に入るシンプルな理由』などのベストセラーも

取材・文/西尾英子

 
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