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ストレス原因!?小学校低学年の突然のおねしょへの対応

小学校入学後、子供が突然おねしょをした場合、親は心配と同時に、大量の洗濯ものに気が重くなる事もあるでしょう。小学校低学年の頃のおねしょは精神的なストレスが原因となり、引き起こされるケースが多いです。対応や親が気を付けるべきことなどをお伝えします。

田宮 由美

執筆者:田宮 由美

子育てガイド

ストレスが大きく関係している小学校低学年のおねしょ

精神的ストレスが原因で起こることが多い小学校低学年の突然のおねしょ。親は焦らず、怒らず対応してあげましょう

精神的ストレスが原因で起こることが多い小学校低学年の突然のおねしょ。親は焦らず、怒らず対応してあげましょう

オムツが取れてトイレはずっと順調にいっていたのに、「小学校入学後に子供が突然おねしょをするようになった」という経験をされた親御さんはいないでしょうか? 親としては驚き焦ると思いますが、実はあまり珍しい事ではありません。なんと小学校低学年の約1割の子供がおねしょの経験があるというデータもあるほど。

小学生のおねしょは、精神的なストレスを強く受けたり、疲れた日の夜などに起こりやすいと言われています。小学校という新しい環境に慣れていない、生活のリズムが変わった、また親や先生からひどく叱られたなどが原因でおねしょをする事が多いようです。

またおねしょをすることで、親に怒られると、それが新たなストレスとなり、またおねしょをくり返してしまう……という悪循環に陥ることもあります。

疾患を伴わないおねしょであれは、時間の経過とともにほとんどが自然に治まってきますので、親は焦らず怒らず見守ることが大切です。

行動が自立してくる小学校低学年、日常生活を今一度チェック

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小学校になると行動も自立してくる

小学生になれば行動範囲も広がり、親の目が届かない所での行動も次第に増えてくるでしょう。親の知らない間に、お茶やジュースを飲み過ぎ、水分の摂取量が急に増えていたことが、おねしょの原因になる場合もあります。

また就寝や入浴も一人で行うようになっていますので、寝る前にトレイに行かなかったことや、お風呂でしっかり温まらず、冷えにつながりおねしょをする事もあるでしょう。

行動の自立が更に確立されてくるので、幼児の頃は、気にかけていた子供の行動も、小学生になって急に本人任せにしている部分もあると思います。

子供自身の日常生活に原因がある場合も時にはありますので、親は子供の行動に今一度、気を配り、昼間の水分摂取量や、就寝前のトイレ、冷えの対策などもチェックしてあげるといいですね。

夜中にトイレを促す為、起こす事はNG

小学校に入り、突然おねしょをすると、夜中に起こしてトイレを促す親もいますが、これは尿量を調節する抗利尿ホルモンが作られる妨げになりますので、止めた方がよいでしょう。

また週に2回以上の頻度で、3ヵ月以上の期間、夜間睡眠中におねしょが続けば、何か隠れた疾患があるかもしれません。この場合、受診を考えられるとよいでしょう。

おねしょの後片付けを助ける対策グッズの活用

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子供が安心して眠る事ができるように、昼間の行動を今一度見直したり、便利なおねしょ対策グッズも活用するといいですね

「焦らず怒らず見守る」と分かっていても、大量の洗濯ものを目の前にすると、ママとしては気持ちが重くなりますね。そういう場合は、おねしょ対策用の便利なグッズを活用するとよいでしょう。

例えば防水性のあるおねしょシーツを敷いたり、紙パンツをはかせる、という手段もあります。ただし紙パンツを利用する場合、はく事によって安心して眠られるようでしたら問題はないですが、中には恥ずかしがったり、抵抗感を持つ子供もいるでしょう。様子を見ながら対応してあげてください。

また、おねしょが滲み出しにくいラミネートやパイル地の多重構造になったズボンやスカートタイプのおねしょスリーパーも販売されいますので、それらを利用するのもいいでしょう。


おねしょを悪循環に陥らせない為、親が心がけたい事

おねしょをした事で、布団を濡らしてしまい、親に迷惑をかけると、自責の念に駆られる子供もいます。そいう場合は、「大丈夫よ、おねしょシーツをしていたから、ママ、洗濯も楽々~」と子供の不安や心配を取り除く言葉掛けをしてあげるといいですね。そして、「ちょっと疲れていたのね」「こういう事もあるわよ」とさりげなく接してあげましょう。

おねしょをしたくてする子供はいません。本人が最もショックを受け、ガッカリしているのです。おねしょをして親から怒られる、それがストレスになってまたおねしょに繋がる、という悪循環に陥らない為にも、おおらかな気持ちで焦らず、対応してあげてくださいね。
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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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