プラチナバンド対応で、つながるソフトバンクを目指す
ソフトバンクモバイルは、7月25日より、プラチナバンドと呼ばれる900Mhz帯の提供開始し、これまで繋がりづらいと言われた通信環境の改善を図ります。プラチナバンドに対応することで、これまでの2.1Ghzt帯だけの状態よりエリアカバーが3倍となるだけでなく、障害物による電波遮断も軽減されます。2.1Ghzt帯だけの状態よりエリアカバーが3倍
障害物による電波遮断も軽減
7月25日より提供が開始されますが、いきなり全国全ての地域、全ての端末で900Mhz帯を使えるわけではありません。
7月25日から数百、12月末までには数千、2013年には万単位の基地局の立ち上げを行い環境を整備するとしています。また900Mhz帯に対応した端末でないと使えません。2012年夏モデルは全機種が900Mhz帯に対応しています。
理論値は下り最大110Mbps 最速を謳うソフトバンク4G
エリア対策にあわせて、高速通信環境LTEであるソフトバンク4Gに対応したモバイルルーター「102HW」も発表されました。2012年末には政令都市100%カバーを目指すとしています。理論値では、他社を大きく引き離すソフトバンク4Gですが、実測値がどの程度で安定するかが期待されます。また、下り最大76Mbpsの「102Z」も発表されています。理論値は下り最大110Mbps 最速を謳うソフトバンク4G
54000本のコンテンツ量で勝負
コンテンツサービスについては、従来からある2つのLIFEサービスが強化されます。スポーツに特化した動画配信サービス「スポーツLIFE」は、4つの人気スポーツ(野球、Jリーグ、海外サッカー、格闘技)の中から好みのコースを選んで、それぞれ月額350円で動画が見放題。試合結果や過去の名試合がオリジナル編集され、ダイジェストでみることができます。「ムービーLIFE」は、月額490円(iOS向けは月額500円)で動画が見放題のサービス。今回、動画サービス「GyaO!」の中から、音楽、お笑い、スポーツ、バラエティの4ジャンルが追加され、5万4000本の動画を見ることができるようになります。
2つのサービスとも、2012年夏以降に順次対応予定です。
ソフトバンク+ウィルコムで、3GもPHSも使えるスマートフォン
クリアな音声通話で定評のあるPHSの音声回線と、高速3G通信のUltra SPEEDに対応したDIGNO DUAL WX04Kを発表。ソフトバンクの高速通信 Ultra SPEEDとクリア音声のPHSを組み合わせたサービスが開始されます。低価格料金プランやモデルへの対応が動き出している中、できれば低価格な料金でPHSのデータ通信がつかえるモデルも欲しかったところでしょう。こちらは今後にも期待です。
放射線測定機能を搭載したスマートフォン登場
今回の大きな話題となったのが、放射線測定機能に対応したスマートフォンPANTONE 5 107SHです。計測チップの小型化によりスマートフォン本体に収めることに成功。全品調整がされて出荷されるほか、本体前面ボタンでワンタッチ測定ができます。本体前面ボタンでワンタッチ測定
ただ、出荷後の調整には対応していないため、どこまで正確な情報とたり得るかは不明瞭です。また、計測方法によっても数値は大きく変わることが考えれますので、測定値を軽率にネットや他者に拡散すると風評被害を発生する可能性もあり、データを共有するようなSNS機能は搭載されないようです。
次のページでは、今回発表されたモデルの中から、おすすめの端末をご紹介します。