カフェを囲むように、小さなブースがひしめいています。

カフェを囲むように、小さなブースがひしめいています。

 
明治通りを表参道から渋谷方面へ向かうとしたら、中間くらいの位置。ちょっと脇道を入ると、知らなかったら気付かないかもしれない、ビルの2階にその空間はあります。扉を開けると、え?こんなところに?と驚いてしまう不思議な店。アパレルの世界に長く携わっていた代表の後藤和春さんが中心となり、より魅力的で面白い、新たな表現を求めて、この店「Elgot(エルゴット)」をオープンしました。

明治通りから脇道を入ったビルの2階です。

明治通りから脇道を入ったビルの2階です。

この扉の向こうがお店です。

この扉の向こうがお店です。

屋内マルシェをイメージして、様々なショップが一同に集まる

一体何の店なのか、一言では表現しきれない雰囲気です。他ではあまり見かけないものばかりが並んでいます。アウトドア商品があったと思えば、オーダーメイドの傘もあり、旅に便利そうなバッグもあり。実はここ、いろんな店を一ヶ所にぎゅっと集めた、複合セレクトショップなのです。7つのブランド+カフェ。後藤さんの独自の編集で、様々なブランド、プロダクトメーカーをセレクトしています。商品のジャンルやテイストはあえてバラバラだそうですが、どこも個性のキラリと光る、捻りの効いたアイテムです。

「屋内マルシェのイメージで店を作りました。各ブースごとに全く違う会社が運営しています。声をかけたのは自分ですが、それぞれの店の感性、彼らの作るものを信頼しているので、各自自由にやってもらっています。実験的にここで新商品を出してもらってもいいし、各店のディレクションは基本的にお任せなので、今後どんな風に変化するのか、自分でもわからない。そこが面白いかなと思っています」

多くの人に知られているようなもの、流行りものや有名なブランドのものなどはほぼ置いていませんが、ちょっとマニアックながら、こんなのがあったらいいなと思っていた、というものが、ここでは見つかりそうです。

では実際にいくつかの商品をご紹介します。

キャンプやアウトドアに良さそうなアイテムがぎっしり並ぶコーナー。

キャンプやアウトドアに良さそうなアイテムがぎっしり並ぶコーナー。


まずは後藤さんもイチ押しのオリジナルアウトドアアイテム「C&C.P.H. EQUIPEMENT」。後藤さん自身、アウトドアが大好きで、自分が欲しいと思ったものを商品化しています。シンプルで無駄がなく機能的である上に、センスのいいデザインも魅力です。キャンプやアウトドアではもちろん、普段の暮らしにもそのまま使えるインテリア性の高さが嬉しいです。「アウトドア分野はまだまだ改良の余地があるので、今後もアイディアをもっとかたちにしていきたい」と後藤さん。

ガス缶用のレザーカバーは各種あり。アウトドアはキッチンが丸見え状態だから、ちょっとしたおしゃれの気遣いがエレガントに見えます。

ガス缶用のレザーカバーは各種あり。アウトドアはキッチンが丸見え状態だから、ちょっとしたおしゃれの気遣いがエレガントに見えます。

小ぶりのスキレットは人気アイテム。取っ手用レザーカバーとセットで。鍋つかみ兼鍋敷きもシンプルなデザインのものが揃っています。普段は自宅で使ってもOK。

小ぶりのスキレットは人気アイテム。取っ手用レザーカバーとセットで。鍋つかみ兼鍋敷きもシンプルなデザインのものが揃っています。普段は自宅で使ってもOK。

ガス缶を持ち運び用のケースと、ティッシュペーパー入れ。ひょいと引っ掛けておけるから便利。

ガス缶を持ち運び用のケースと、ティッシュペーパー入れ。ひょいと引っ掛けておけるから便利。


次にご紹介するのは、「AROMA VITA+」の無添加コスメやアロマのプロダクト。特に気になったのが、天然無添加の虫除けアロマミスト。防腐剤等一切使用していない自然な原料で、香りにもこだわっています。レモンユーカリ、レモングラス、ローズゼラニウム、ラベンダーなどがブレンドされています。殺虫剤は入っておらず天然原料のみなので、虫除け効果と共にアロマテラピーとしても使用できる優秀なアイテムです。

「AROMA VITA+」の商品。瓶もシンプル。旅行に持って行くのにもいいサイズ感。

「AROMA VITA+」の商品。瓶もシンプル。旅行に持って行くのにもいいサイズ感。


ユニークな傘のブランド「+RING」。裁ち落とし、裁ち間違いなどで本来なら廃棄されるはずのデッドストック素材を使い、デザインすることで新しく生まれ変わらせ、魅力的な傘に仕上げるという試みを行っています。そして、この店だけで行なわれている「+RING system complex」は、セミオーダーで傘を注文できるというシステム。生地はUVカット加工されており、晴雨兼用で使えます。サイズやステッチのカラー、ハンドル、ボタンなど好きなものを選んで自分だけの傘をオーダーできます。

セミオーダーできる傘「+RING」のコーナー。

セミオーダーできる傘「+RING」のコーナー。

傘のハンドルも様々なタイプから選べます。

傘のハンドルも様々なタイプから選べます。

折りたたんだ傘を束ねるボタンもカラフルに揃っています。

折りたたんだ傘を束ねるボタンもカラフルに揃っています。


ten tin doors」は、インテリアパーツのブランド。ヴィンテージ、古材、リユース素材などと組み合わせ、素材やディティールにこだわった、独特のテイストが特徴的です。見ているだけでワクワクするほど、ずらりと並ぶパーツは圧巻。エイジングを施したような、風情のある質感に味わいがあります。

「ten tin doors」の様々なインテリアパーツ。

「ten tin doors」の様々なインテリアパーツ。


他には、東京下町の職人技術と洗練されたデザインのミックスによって作られたバッグブランド「N.I.B」や、ヴィンテージカーからインスパイアされた服飾雑貨を提案する「Nostalgic Garage」などがあり、それぞれ個性的な商品を展開しています。

カフェスペース。オープンキッチンではお菓子作りの様子が伺えることも。

カフェスペース。オープンキッチンではお菓子作りの様子が伺えることも。


世界を旅するように、各地の郷土菓子を味わえるカフェ

さらに面白いのは、「Binowa Cafe」と「郷土菓子研究社」のコラボカフェが店内にあること。美容と健康に良いと注目されているびわ茶。ここでは最高級と言われる長崎県産の茂木びわの葉と種で作られたお茶を味わうことができます。また、コーヒーは、中米のスペシャルティコーヒー焙煎専門店「カフェテナンゴ」より、代表の栢沼良行さんが月替わりで豆をセレクト。コーヒー教室も時々開催されます。

「郷土菓子研究社」のお菓子「Binowa Cafe」のお茶。ギフト用パッケージでも販売しています。

「郷土菓子研究社」のお菓子や「Binowa Cafe」のお茶。ギフト用パッケージでも販売しています。


「郷土菓子研究社」は、パリから上海までユーラシア大陸を自転車で走り抜けながら、世界各地の郷土菓子を研究調査したパティシエ・林周作さんの屋号です。日本ではまだ知られていないような、世界各地の珍しいお菓子を製造・販売しています。ガラス張りのオープンキッチンなので、時には林さんご本人がお菓子作りをしている様子を眺めることができます。カフェスペースでは、びわ茶やコーヒーと一緒に、世界の郷土菓子を楽しめます。お菓子は月替わりなので、行くたびに新しい味に出会えます。

「全て現地で自分が実際に味わってきたお菓子です。その土地の人に習ったり、お菓子屋の厨房を見せてもらったり、現地語のレシピを探したりして習得しました。作り方もできるだけ現地でのやり方に忠実にして、自分が美味しいと思う味になるまで、かなり何度も試作を繰り返しています。この拠点ができたことで、キッチンで存分にお菓子が作れること、お客様と直接会って話をしながら郷土菓子を伝えられることが嬉しいです」と林さん。

気軽に持ち帰りできるお菓子もあります。ヨーロッパから中近東、アジアまで、珍しいお菓子がたくさん。

気軽に持ち帰りできる焼き菓子は常時10種類前後。ヨーロッパから中近東、アジアまで、珍しいお菓子がたくさん。

カフェでイートインできるお菓子は3種類で毎月変わります。こちらはマカオの郷土菓子「SRRADURA(セラデューラ)」(9月のメニュー)

カフェでイートインできるお菓子は3種類で毎月変わります。こちらはマカオの郷土菓子「SRRADURA(セラデューラ)」(9月のメニュー)


ジャンルにとらわれず、様々な要素が詰まった屋内生活市場。蚤の市をさまようような気分で、周りと同じではない、ちょっと気の利いた掘り出しものを見つけたい人にオススメの店です。


屋内生活市場Elgot(エルゴット)
東京都渋谷区神宮前6-24-2 原宿芳村ビル2F
03-5778-5588
http://www.elgot.co.jp/


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