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ダイソンの空気清浄機能付きファンヒーターが更に進化

ダイソンは空気清浄機機能付きファンヒーター“Dyson Pure Hot+Cool Link(ダイソン ピュア ホット アンド クール リンク)”を、2016年9月28日よりダイソン直営店、オンラインショップおよび各販売店にて順次発売した。価格はオープンで、店頭参考価格は72,800円[税別]となっている。

執筆者:All About 編集部

Dyson Linkアプリと連携し、外出先からの操作も可能に

ダイソンは空気清浄機機能付きファンヒーター“Dyson Pure Hot+Cool Link(ダイソン ピュア ホット アンド クール リンク)”を、2016年9月28日よりダイソン直営店、オンラインショップおよび各販売店にて順次発売した。価格はオープンで、店頭参考価格は72,800円[税別]となっている。
本体カラーはホワイト/シルバーとアイアン/ブルーの2種

本体カラーはホワイト/シルバーとアイアン/ブルーの2種


過去モデル同様、1台で空気清浄、ファンヒーター、扇風機の3役をこなすというコンセプトはそのままに、今回新たに発売される新モデルでは商品名に“Link”とある通り、専用アプリとの連携に対応。Dyson Linkアプリを通じ、屋外および室内の空気の状態をモニターできるようになった。

Dyson Linkアプリでは、室内の温度・湿度の情報に加えて全5段階で空気の質をリアルタイムでチェックすることが可能。また、室内だけでなく屋外のデータも参照でき、その際にはPM2.5の数値も表示される仕様だ。

リモコンとして利用できるのもポイントのひとつ。電源のオン/オフはもちろん、涼風と温風の切り替え、温風モード時には設定温度の調整なども行える。ちなみにここで設定する温度は、吹き出す風の温度ではなく、室内の温度。外出先から操作をして、帰宅時に室内を快適な温度にしておく――といった使い道もできるわけだ。
アプリでは空気環境を監視し、操作することもできる

アプリでは空気環境を監視し、操作することもできる


オートモード、ナイトモードも新たに搭載された機能。オートモードでは本体に内蔵されたセンサーで検知した空気の状態を検知し、きれいな状態を保つように最適な風量で動作してくれる。ナイトモードでは風量が4以下になり、就寝時など音が気になるときでも睡眠を妨げることなく動作。LEDディスプレイの表示も通常より暗くなるので、明るさに敏感な人でも安心だ。

 

1台3役、いずれの機能にも独自の技術

“1台3役”と言われるといずれの機能とも「まあまあ」なイメージを抱きがちだが、Dyson Pure Hot+Cool Linkでは各機能に注目の独自技術が搭載されており、存在感を発揮している。

たとえば空気清浄機能面では、全方向から吸引するダイソン独自開発の“360°グラスHEPAフィルター”を搭載。PM 2.5よりもさらに微細なPM 0.1レベルの超微小粒子状物質を99.95%除去することが可能だという。
360°全方向から吸引する空気清浄フィルター

360°全方向から吸引する空気清浄フィルター


送風面では周囲の空気を巻き込んで気流を増幅させる“エアマルチプライアー”という特徴に加えて、“ジェットフォーカステクノロジー”で吹き分けにも対応。フォーカスモードでは吹き出す方向を集中させることでパワフルな風を遠くまで届けることができ、ワイドモードでは広範囲に風を届ける。
 
 

見えているカビよりも、見えないカビの対策が重要

2016年9月27日に開催されたDyson Pure Hot+Cool Link発表会では、識者を招いてのトークセッションも実施。フリーアナウンサーの政井マヤさんを司会に、医療ジャーナリストの森田豊氏、エフシージー総合研究所の川上裕司氏が住まいのカビが健康に与える影響について解説した。
森田氏(左)と川上氏(右)

森田氏(左)と川上氏(右)


一般的に住まいのカビというと梅雨から夏にかけて繁殖するイメージだが、川上氏によれば気密性の高い現代の住環境において、カビは「1年中繁殖する存在」なのだという。とくに気をつけたいのが、暑さや湿気もひと段落して、カビ対策が疎かになりがちな秋口。調査によれば、目に見えない浮遊カビの量がもっとも増えるのは8月だが、それ以降の9月、10月もカビの量が大きく減ることはなく、室内に吹き溜まった状態になってしまうのだという。
カビは夏だけでなく秋にも多く浮遊している

カビは夏だけでなく秋にも多く浮遊している


また、カビが発生するエリアについても認識を改める必要があると川上氏は話す。お風呂場や台所などの水周りだけでなく、寝室やリビングにもカビ発生のリスクはあるそうだ。寝室の場合は、簡単に干すことができないベッドがカビの温床になりがちで、リビングではフィルターがカビで汚染されたエアコンからカビの胞子が室内に放出されてしまうことがあるという。さらに意外なところとして挙げられたが本棚。古い本などにいつの間にかできている染み、じつはアレもカビの一種なのだ。しかもそのカビを食べる虫(チャタテムシ)がアレルゲンになる危険性もあるため、たかがカビと放置していると思わぬ健康被害を被ることになってしまう。
本の染みも、じつはカビの一種

本の染みも、じつはカビの一種


森田氏はカビの脅威として“過敏性肺炎”の存在に言及。これはカビが原因から起こる肺炎で、細菌が原因ではないため抗生物質が効かないという特徴もあり、最悪命を落とす危険性もあるそうだ。対策は当然カビを繁殖させないことなのだが、目に見えているカビを除去するだけでは部分的な対処にしかならない。「カビが発生しているということは、すでに胞子が放出されてしまっている状態。見えないカビの対処も必要なのです」(川上)。

そこで取り組みたい試みとして紹介されたのが“秋の大掃除”。年末の大掃除では気温の問題などから徹底的な換気が困難だが、この時期なら思い切り窓を空けて換気できるというのが主な理由。加えて、前述した通り、秋は浮遊カビが吹き溜まっている状態なので、それらを一掃できるというのも秋の大掃除がおすすめなポイントとなっている。

とは言え、空気中の目に見えない汚染物質はカビ以外にも様々ある。たとえばタバコの煙。森田氏はタバコの受動喫煙が心筋梗塞のリスクを高めることを説明したうえで、「やはり高性能な空気清浄機は必要」と話す。今回紹介されたDyson Pure Hot+Cool Linkについては、空気清浄はもちろん温風機能がある点も大きいという。「空気を循環してくれるので、室内の寒暖差が減る。冬場のヒートショックの予防にもつながりますね」(森田)。続けて「健康をプレゼントする」感覚で、両親などに贈るのもいいのではと提案した。


[関連サイト]
ダイソン公式サイト
加湿空気清浄機のおすすめ人気ランキング9選|臭いを消して潤いのある空気に!
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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