エアコンのカビ菌、内部も外も24時間パトロール
シャープは、同社のエアコン“プラズマクラスターエアコン”の2017年度モデル“Xシリーズ”を2016年10月25日より販売開始する。価格はオープンで、想定販売価格は23万(対応畳数6畳)~37万(対応畳数26畳)となっている。2001年にプラズマクラスターを初めて搭載したエアコンを発売して以来、シャープが長年取り組んできたのが“空気の浄化”というテーマ。同社の調査によれば、ハウスダストに続いて多くの人が“カビ”に悩まされているそうで、今回発売されるXシリーズではそれを解消すべく、2015年度モデルから搭載の“プラズマクラスターパトロール”をさらに進化させた。
室内がカビが生育しやすい環境(温度20℃以上/湿度70%以上)になると、エアコン停止中でも自動でファンを逆回転させて“エアコン内部のカビ”をケア、というのが従来のプラズマクラスターパトロール。2017年度モデルでは同環境下になったタイミングで、高濃度プラズマクラスターイオンを室内にも放出し、エアコン内部だけでなく“部屋のカビ”も同時ケアが可能となった。また、プラズマクラスター単独での運転、扇風機モード、パワフルショット、部屋干しモードなどプラズマクラスターを活かしたモードも搭載されているので、冷暖房を使わないシーズンでも存在感を発揮してくれそうだ。
Xシリーズでは、その他にも空気の浄化へのこだわりを用意。“風クリーンシステム”は前述した“プラズマクラスターパトロール”を含め、ホコリブロックフィルター、チタニアコート、熱交換器クリーニング、内部清浄を行なうことで、エアコンから吹き出す風を「とことんキレイ」にするシステム。シャープの調べによれば、同システムを経て吹き出す風は、通常と比較して浮遊カビ菌が99%抑えられるという。
主要パーツが簡単に取り外せて、自分の手で内部を拭き掃除できるのも特徴のひとつ。外したパーツのほとんどは水洗いも可能だ。また、音声や動画によるアシスタント機能も搭載されているので、取り外しの手順に悩むこともなさそう。
エアロダイナミックフォルムで無風の快適空間を実現
温める、冷やす――というエアコンの基本機能においては、67件の特許登録がある“エアロダイナミックフォルム”で、「無風でストレスのない快適空間」を提供。冷房時には天井に沿って風を送り、暖房時には足元に温風を送る仕組みだ。加えて、足もとの温度が設定できる独自機能も搭載。センシング技術も進化しており、人のいるエリアを見極めて気流をコントロールしてくれる。別売りの家電ワイヤレスアダプターを使えば、クラウドと接続する“COCORO AIR”も利用できる。エアコンの設定温度など操作履歴を蓄積することで、利用者の好みの使い方を学習し、設定温度を自動で調整してくれるという。また、住まいの地域の季節情報、天気情報も参照するので、地域にあった運転モードも用意されている。
COCORO AIRではスマートフォンとの連携も。専用アプリを通じて外からエアコンの運転状態を確認できるのはもちろん、オン/オフも行えるので、スイッチの切り忘れを防いだり、事前にエアコンを開始したりすることができる。そのほか、部屋の温度、湿度も確認することが可能だ。
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