子ども部屋には“まなびのあかり”、シニアには“深夜灯”
日立アプライアンスから、LEDシーリングの新機種が2016年9月12日に発売された。■色を正確に再現し、文字も見やすい“まなびのあかり”
子ども部屋向けを謳ったLEC-AH802FM(~8畳)およびLEC-AH602FM(~6畳)は、新開発の“まなびのあかり”搭載が特徴。LEDシーリングに不足がちな青緑色と赤色の成分をプラスすることで、光の成分をより太陽光に近づけた。モノの本来の色がより正確に再現され、また全灯状態と比較して1.2倍明るいので文字も見やすくなっている。
日立アプライアンスが行った評価実験では、大半の子どもが文字の見やすさ、色の鮮やかさの向上を実感。鮮やかさについては図鑑や雑誌といった印刷物だけでなく、自身の顔や手なども見やすくなった、という結果が出ているとのこと。価格はオープンで、市場想定価格はLEC-AH802FMが25,000円前後、LEC-AH602FMが20,000円前後となっている。
■夜間に起きたときも安心の“深夜灯”と読書がしやすいラク見え
“深夜灯”を搭載したLEC-AH801FS(~8畳)およびLEC-AH601FS(~6畳)は、シニアの寝室での利用を想定したLEDシーリング。保安灯よりも明るい深夜灯は、トイレなどで布団を出る際でも足元まで見やすく、かつ約5秒かけてゆっくり点灯するので就寝中の人がまぶしさを感じにくい仕様になっている。リモコンの深夜灯ボタンには蓄光が施されているので、消灯時でもしっかりと見つけることが可能だ。
寝室で趣味や読書をする際に最適な“ラク見え”モードも搭載。加齢による見え方の変化(水晶体黄変で青色が見づらくなる)に着目したあかりで、光成分に青緑色を加えることで、照明下での識別性と明るさを向上させた。価格はオープンで、市場想定価格はLEC-AH801FSが25,000円前後、LEC-AH601FSが20,000円前後となっている。
リビング向けLEDシーリングには新設計のレンズ
リビング向けにLEDシーリングにも“ラク見え”搭載モデルが登場。適用畳数は6畳~18畳までの全6モデルが展開され、価格はいずれもオープンで、市場想定価格は25,000円前後~55,000円前後。いずれのモデルとも大光量かつ省エネがウリで、それを支える技術として新設計のレンズが重要な役割を担っている。LEDシーリングは、LED光源基板から発せられた光をレンズなどで拡散することによって効率よく室内に明るさを届ける仕組みで、新設計のレンズでは光の取り出し効率が従来比で102.2%向上。加えて、基板の位置に合わせて3種類のレンズを使い分けることで、大光量と省エネの両立を可能にしている。ラク見え搭載モデルのうち、14畳、10畳、8畳、6畳モデルの省エネ性能は業界トップクラスとのことだ。
そのほか、ラク見えを搭載しないスタンダートタイプ5機種も発売。適用畳数は8畳~18畳で、市場想定価格は22,000円前後~47,000円前後となっている。
【関連サイト】
日立:LEDシーリング