イケア日本上陸10年
日本の一号店イケアTOKYO‐ BAY(旧イケア船橋)がオープンしたのが、10年前の2006年。イケアが日本に上陸してからというもの、日本のインテリアに対する考え方が変わったといっても過言ではないでしょう。それまでは、インテリアコーディネートというと、プロの手によって美しくコーディネートされた空間で、お金をかけないと手に入れることができないイメージでしたが、「部屋のインテリアを自分らしくコーディネートする」といった楽しみを教えてくれたように思います。
イケアが扱うアイテムは、低価格で美しいデザインに加え、機能や品質にもこだわり、バリエーション豊かな商品が揃っています。多くの人が様々なスタイルにコーディネートされたブースを見て、自身の部屋のコーディネートを考えつつ、ワクワクしながらカートを押した経験があるでしょう。
10年の節目を迎えたイケアは、2016年8月23日に新商品発表会を開きました。多目的化するリビングのためのソファです。
一押しとして発表されたVALLENTUNA/ヴァレントゥナ。モジュール式のソファで、80cm×80cm(収納付き)、80cm×100cm(カバー付き、ベッド付き)があり、配置は自由。高さの違う背と組み合わせることもOK。10年保証付き
事例をみながらご紹介しましょう。
自由自在に暮らすためのソファ
4人家族をイメージしたリビング。ここでの過ごし方は人それぞれで、テレビをみたり、スマホでゲームをしたり。それぞれの目的が違っても安心して過ごせるリビングには、自由に配置できるソファが必要なのかもしれない。
「家族と一緒のときも一人の時もやりたいことは人それぞれ、時それぞれ」といった希望を実現するソファとして、VALLENTUNA/ヴァレントゥナが発表されました。「ソファ、収納、ベッド 」の3つの機能を備えた、賢いソファです。
このソファ開発の背景には、世界的な傾向である、リビングの多目的化、人口の都市流入の増加傾向があるといいます。狭いリビングに悩んでいたのは、日本だけではなかったのです。こうした狭いスペースでは、いろいろな機能を持つインテリアアイテムを上手に使うのがお薦めです。
一人暮らしのワンルームを格上げするソファ
一人暮らしだからこそ自分のスペースを充実させたいけれど、広さがネックであきらめている方にも、賢いソファはお薦めのアイテムです。
ソファ下にはスプリング
ソファの下には、ベッドスプリングが内蔵され、引き出して使います。マットレスはなんとソファの座面。ファスナーを開ければマットレスに変わる面白いアイディア。
ソファの背の高さも重要なポイントです。空間の広さ感をだすならば、背は低い方がいいのですが、ここではあえて高めをチョイス。ダイニングに近くにソファを配置しても、背が高いので食事とくつろぎスペースを分ける効果も出していますね。
二人の距離を縮めるソファ
ソファは、L型I型などの配置が一般的ですが、モジュール式ソファならばルールにとらわれず自由にレイアウトができます。この逆L字のような配置は面白い発想で、二人の距離を程よく隔て、かつ、ソファの背越しに隣を覗くと二人の距離も近く親密な雰囲気になりそうです。
ソファが軽いのもVALLENTUNA/ヴァレントゥナの特徴。二人が並んで語り合うシーンも簡単に演出できます。
いかがでしたか。新しいリビングシーンを手に入れられるソファです。ソファはカバーリング方式なので、お部屋のイメージに合わせたコーディネートも簡単です。実際に座って感触を確かめてくださいね。
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