ここ数年、世界経済の先行き懸念からリスクを回避しようという動きが強まり、現物資産として金が注目を集めています。リスク回避の意識が高まるほど金価格は上昇を続け、2010年6月8日には史上最高値を更新しました。こうした状況を見て、金への投資に興味を持っている人も多いかもしれません。
安全な投資先として注目を集める金。できるだけ少額で投資を始めたいですよね!

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とは言え、金地金(金塊)を購入するためには、数百万円程度のまとまったお金が必要になります。投資資金のことを考えると、金そのものに投資することの敷居は高いと言えます。

そこで、少額から金への投資を始められることで注目を集めている取引が金先物取引です。まずは先物取引とはどのような取引なのかを見ていきましょう。

先物取引とは何?

金融商品を購入するためには通常、売買代金の全額が必要になり、代金と引き換えに金融商品を受け取ります。金地金を購入するためには、購入代金が必要になります。

しかし、先物取引は、商品の購入時にお金を支払わず、将来の一定の期日までにあらかじめ決めた価格で商品を取引する権利を約束する取引になります。先物取引は証拠金取引になるわけですが、証拠金取引では委託証拠金を預けることで、投資資金以上の金額を取引することができます。いわゆるレバレッジ(てこ)を効かせた取引が可能になります。

そのため、金先物取引でも、10万円程度の委託証拠金を預けることで、数十倍もの金額を取引することができるのです。つまり、少ない元手で大きな金額を取引できるため、儲けを大きくすることが可能になるのです。

儲けの仕組みは?

証拠金取引では、買いと売りの取引を行うことで儲けることができます。金先物取引でどうやって儲けるのかと言うと、金価格が先行きが上昇しそうな場合には買いの取引を行い、先行きが下落しそうな場合には売りの取引を行います

そして、買いの取引の場合には予測通り上昇したら儲けることができ、売りの取引の場合には予測通り下落したら儲けることができるのです。

次のページでは、先物取引のデメリットや取引の始め方などを解説していきます。