生命保険/20代・30代・40代 世代別の保険選び

貯金ゼロの人の保険の考え方3つのポイント

死んだ時の備えや病気・ケガをした時の備えはあった方が良いとは思っていても、貯金がなくて生命保険等に加入していない人もいるかと思います。しかし、貯金がないからこそ備えは必要です。貯金ゼロの人の保険の考え方についてポイントをまとめてみました。

松浦 建二

執筆者:松浦 建二

医療保険ガイド

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貯金がなくて保険料を払えない人はどうする?

生命保険会社の保険に加入することは任意であり、別に加入しなくても良いのです。しかし、もしもの時に困らないよう加入した方が良いとは思っていても、貯金がなくて保険料を払えないから加入していない人もいるのではないでしょうか。そのような人のために、貯金がない人の保険に対する考え方について、ポイントを絞ってまとめてみました。
 

病気やケガをしたらお金がかかる

貯金がゼロだと病気やケガをした時の治療費はどうすれば良いの?

貯金がゼロだと病気やケガをした時の治療費はどうすれば良いの?

若い人ほど病気になる確率は低いですが、スポーツ等でケガをする人は少なくありません。公的な健康保険によって治療費の自己負担は3割で済むかもしれませんが、治療費以外は差額ベッド代や交通費等、全額自己負担となるケースが多いです。

例えば骨折して電車通勤できずに毎日タクシーで通勤したらどうなるでしょうか?仮に1日あたり2千円かかれば20日で4万円にもなります。

入院して差額ベッド代が1日あたり1万円かかれば20日で20万円にもなります。高額療養費制度等がありますが、いずれにせよ病気やケガをしたらいろいろお金がかかるので、貯金がないと大変なことになってしまいます。

病気やケガをした時に治療費を誰かに借りますか?難しければ治療を諦めることになってしまいます。
 

貯金が少ないからこそ保険を頼りにしたい

万一や病気・ケガへの備えは生命保険でしなくても良いのです。万一時の遺族の生活費や治療費等をまかなえるだけの貯金があれば経済的に困ることはありません。では貯金ゼロの人はどうすれば良いのでしょうか?

今から困らないほどのお金を頑張って貯めて下さい。

とは言っても、それができる人なら今の貯金がゼロということは考えづらいです。仮に貯められるとしても時間が相当かかってしまいます。保険は保険料を負担すれば必要な保障をすぐに確保することができます。家族や自分が困らないよう、貯金ゼロの人こそ保険を頼りにしてもらいたいものです。
 

月々2千円の負担でも保障は確保できる

生命保険に加入すれば毎月何万も保険料がかかり、しかも掛け捨てなので勿体ないと考えている人もいるかと思います。保険料の負担が大きくて貯金がゼロになってしまっては困りものですが、日本には数多くの保険会社や共済、少額短期保険等があり、月々2千円程度の負担でもある程度の保障を確保することは十分可能です。2千円くらいなら少しの節約で何とかなるはずです。

火事を起こさないから火災保険に入らない!
事故を起こさないから自動車保険に入らない!
死なないから生命(死亡)保険に入らない!
病気やケガをしないから生命(医療)保険に入らない!

どれも怖い考え方ですよね。自分は平気でも周りが心配するでしょう。家族や友人のためにも、保険を上手く活用して安心できる備えをしておきましょう。
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