ホテルと人気商業施設のビアガーデンに注目
今年もオシャレで楽しいビアガーデンが続々オープンしていますが、せっかく行くならやはりおつまみや食事が美味しいスポットを選びたいもの。そこで毎年東京のビアスポットをチェックし続けているガイドが、“美味しい”にこだわって厳選した3つのビアガーデンをご紹介しましょう。2016年は新宿の『ヒルトン東京』、竹芝の『ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ』、そして『二子玉川ライズ』に注目です!全国の人気“肉料理”が集結!
ヒルトン東京『天空のビアガーデン 肉テラス』
普段は一般公開しない7階のテラスが、夏の間150席のビアガーデンに変身するヒルトン東京の『天空のビアガーデン』。高層ビルの夜景が迫ってくるようなダイナミックな風景を楽しめ、さらに西側には新宿中央公園の緑が広がりさわやかな風が通り抜けていく素晴らしいロケーションです。この眺望の素晴らしさに甘んじず、毎年あの手この手で来場者を楽しませてくれますが、今年のテーマは“肉”。なんと全国の有名・人気店の肉料理が味わえるのです。
テーブル席とスタンディング席が選べる「一般プラン」は1人3500円。(以下全て税別)生ビールからワイン、ソフトドリンクなど30種類以上の飲み物が2時間飲み放題となり、別料金でテラスに設えられたブースで焼き上げられる肉料理をオーダーできます。脂身がしっかりあるけれどさっぱりした味わいでぐいぐいいけてしまう、栃木・牛超の「大田原牛のローストビーフ」(5500円)や、ぷるぷるした感触がなんとも“不思議美味しい”千葉県船橋・将泰庵の「A5ランク国産黒毛和牛 飲めるハンバーグ」(2500円)など、20を超える店舗の人気メニューが、期間中入れ替わり立ち替わり登場します。
またテラスの一角にはシックな装いのVIPラウンジが。「VIPプラン」ではここを1組20000円(最大6名/2時間制/税・サービス料別)で利用でき、料金にはオーダーしたドリンクや料理を運んでくれるバトラーと、マスクメロンにブランデー・ヘネシーXOを注いだなんともバブリーなデザートが含まれています。(ドリンク・料理は別料金)
VIP席は、沈みゆく太陽と夜に切り替わる瞬間の美しい空を堪能できる西側。決してリーズナブルではありませんが特別感が人気を呼んで、VIP席から埋まっているそうです。
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■ヒルトン東京 『天空のビアガーデン 肉テラス』
場所:ヒルトン東京 7階
TEL:03-3344-5111(レストラン予約)
アクセス:JR『新宿』駅より徒歩10分
東京メトロ丸ノ内線『西新宿』駅より徒歩2分
期間:6月9日(木)~9月30日(金)※雨天中止
時間:15:30~22:30(最終入店21:30/ラストオーダー22:00/2時間制)
*15歳未満入場禁止
王室御用達ショップの味を楽しめる!
二子玉川ライズ『プレミアム ビア ファーム』
昨年新たなエリアが拡張し、ますます人気の商業施設・二子玉川ライズ。その中央広場に昨年から夏季限定のビアテラスがオープンしていますが、2016年はとんでもなくクオリティアップ! 約50種類の植物を配して作り上げられたカラフルな緑の空間が出現しました。手がけたのは植栽プロデュース集団・SOLSO FARM。
「ビアガーデンの概念を覆す、多面性のあるビアガーデンを作りたかった」というだけに、テーブル席あり、バーカウンターあり、レジャーシートを持って行って自由に座れる芝生席あり……と、仲間と行っても1人で立ち寄っても新たな出会いがありそうな、楽しげな空間になっています。
フードは、『プレミアム ビア ファーム』の前にあるスペイン王室御用達老舗グルメストア・マヨルカのシェフが生み出した、ザ・プレミアム・モルツにあうオリジナルメニュー。マヨルカの料理は美味しさがわかりやすくガイドも大ファンなのですが、今回もビールに合う味わいが絶妙です。数人で訪れるのなら「マヨルカ タパス・グランデ~タパスの5種盛り合わせ」(2400円/税込)がオススメ。生ハムやオリーブなどマヨルカの味を存分に楽しめるのですが、特にエビの冷製アヒージョが絶品!火の入れ方や素材にこだわり抜いたというだけに、ぷりっぷりのエビに染みこんだ濃い目の味付けがビールとベストマッチ。気持ちの良い緑とグルメな味わいで、お酒がどんどん進んでしまいそうです。
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■二子玉川ライズ『プレミアム ビア ファーム』
場所:二子玉川ライズ 中央広場
TEL:03-3709-9109(代表)
アクセス:東急田園都市線・大井町線『二子玉川』駅下車3分
期間:6月9日(木)~8月31日(水)
時間:平日17:00~22:00(L.O. 21:30)
土日祝11:00~22:00(L.O. 21:30)
*天候不良などの理由により、予告なく営業を休止する場合あり
美味しい!快適!夜景キレイ!
ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ『森のビアガーデン』
ビアガーデンでどうしても心配になってしまうのがお天気。しかし天候に左右されず、夜景も食事もバッチリ!なビアガーデンが、竹芝のホテル インターコンチネンタル 東京ベイの宴会場に7月からオープンする『森のビアガーデン』です。昨年スタートしたイベントですが、「どんな天気でも心地よく過ごせる」「蚊に刺されない」「お化粧室が快適」と人気を呼び、予約が取れない日もあったほど。この好評を受け、今年はレインボーブリッジやお台場など東京湾岸の夜景を見渡せる2つの会場のどちらかを使って、毎日オープンすることとなりました。ホテル インターコンチネンタル 東京ベイというと、「食事が美味しい」と私たち取材者の間でも人気のホテル。記者向けの試食会は、シェフが個性的かつ食通もうならせる料理を披露してくれるので、いつ行っても大盛況です。
コースは「スタンダード」(6000円/以下税・サービス料込)と、スタンダードよりアップグレードした料理にデザートワゴンのついた「プレミアム」(8500円)の2種類。どちらも90分の飲み放題付きです。テーマは「ヘルシー・ビューティー・フレッシュ」。メニューには、「美容パワーのマリネサーモンとアボカドのポップオーバーサンド」や、「美顔を保つビタミンCたっぷりの青パパイヤとヘルシーなソーメンカボチャのサラダ」など、栄養が偏りがちな夏に心惹かれるネーミングが並びます。
「炎の鉄板」というメニューでは、スタッフが目の前で炎の演出をしてくれるというエンタメ要素も!6月30日までに前売り券を購入すると、スタンダードが通常より500円安い5500円になるのも見逃せません。
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■ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ『森のビアガーデン』
場所:東京都港区海岸1-16-2 ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ
4階カールトンまたは5階メイフェア
TEL:03-5404-3921(平日9:30~18:00)
アクセス:アクセス:新交通ゆりかもめ『竹芝』駅直結
JR、モノレール『浜松町』駅より徒歩8分
『浜松町』『品川』駅よりシャトルバスあり
期間:7月1日(金)~9月30日(金)
時間:17:30~22:00(L.O. 21:30)
※金・土曜日・休前日は2部制(1部:17:30~19:30/2部:20:00~22:00)
簡易テーブルと椅子、美味しくないのに高い料理、という哀しいビアガーデンが多かったのはもう昔の話です。オシャレさやロケーションで来場者を楽しませてくれるビアスポットの中でも、「美味しさ」が抜きん出ているガイドおすすめの3スポット。2016年の夏を大いに楽しんでください!
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