ウルトラライトシェルジャケット Men's
今回紹介する4つのジャケットのなかでもっとも軽量で薄手のナイロンジャケット。ストレッチ性に秀でた極薄シェルでかたどられたこのウェアは、最低限の防風性と撥水性、通気性を確保した無駄のない一着なのです。どちらかと言えばスポーツウェアに近いものなので、ポケットなどの機能性が備わっていないソリッドな仕様です。
前ページのライトシェルアウタージャケットほどの万能性はありませんが、「軽く夜に出かけたい、走りたい」というときにあると便利なジャケットです。防風性はもちろんのこと、撥水性もご覧のとおり。タイトな仕様なので、走行時のバタつきに悩まされることもありません。ライディング時のシルエットにこだわりたい人にはちょうどいい一着ですね。
リフレック ウインドバイカー(男女兼用)
サイクリストのために作られた専用ジャケットには、ライダー目線で見ても「羨ましいなぁ」と思える嬉しい機能が目白押し。自転車に乗るうえで欠かせないストレッチ機能に通気性、そして自転車乗りのことをよく理解したリフレクター機能がそのままライダーにも活用できるのです。
夜間走行時に光が反射して周囲にその存在を伝えるリフレクター付きシェルは、ライダーにとっても必要不可欠な機能。その上で、前から吹き付ける冷たい走行風を防ぎつつ、ジャケット内の蒸れた空気を外に逃がすメッシュが背中に入るという、ライディングの性質を理解した仕様が目を引きます。
その機能からか、かなり薄手のジャケットにもかかわらず、冷えた空気に凍えることもありませんし、風通しの良さを感じながらライディングを楽しめるのです。袖もストレッチ仕様になっているので、走行中のバタつきもほとんどありません。リフレクター機能がそのままデザインにもなっている一着、これもまた重宝間違いなしと言えます。
ライトシェル サイクルジャケット(男女兼用)
前ページで紹介したライトシェルアウタージャケットをサイクリスト向けに高めた多機能モデルです。基本形は「ポルカテックス」と「クリマプラスメッシュ」が組み合わさった万能仕様で、走行時の袖のバタつきを抑えるサムループ(親指にフックさせるゴムバンド)にすそのずり上がりを防止するビニール製テープ、夜間走行時の視認性を高める光テープなどが取り入れられています。
「クリマプラスメッシュ」の着心地の良さは折り紙つきで、さらに首元を優しくホールドしてくれるドローコードが風の侵入を防ぎ、快適なライディングをしっかりサポートしてくれます。夏の日中だとさすがに暑いと思いますが、夏のナイトランでなら体を冷やすことなく、夜風の心地よさを味わわせてくれることでしょう。もちろん春や秋の日中ライディングでも大いに役立ってくれます。
「ストリートに映えるハーレー」と聞くと、どうしてもビンテージルックなウェアを連想してしまうところですが、ナイロン地のアウトドアギアも都会のワンシーンに似合うアイテムであることを思えば、ハーレーをはじめとするストリートバイクとの相性がいいのは当然のこと。バイクのファッションに「こうじゃなきゃいけない」という縛りはありません、いい意味で自由なギア選びを楽しんでくださいね。
[関連記事]
>> ファッションで楽しむハーレーダビッドソン
>> カフェレーサーな新型ハーレー・ロードスター
>> スクランブラー ドゥカティ 徹底解析
>> 400ccモデル スクランブラーSixty2 試乗インプレ
>> バイクに乗る大人の粋な楽しみ ナイトラン