7月にオススメの優待銘柄
株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入りやすくなります。早いうちに株主優待銘柄に注目することで、値上がり益が期待できるでしょう。今回は、今のうちに買っておきたい7月優待銘柄をご紹介します。7月オススメ優待銘柄その1 「稲葉製作所(3421)」
【業務内容】稲葉製作所<3421>は、物置やオフィス家具など製造している。【単元株数】100株
【最低購入金額】13万3,200円(2016年5月16日時点)
【権利確定月】1月末、7月末
【配当利回り】1.80%(2016年5月16日時点)
【優待内容】オリジナル図書カードまたは地域特産品
・100株以上 図書カード1000円分(7月)
・300株以上 図書カード3000円分または地域特産品のいずれか(7月)
・1000株以上 図書カード3000円分または地域特産品のいずれか(7月)
図書カード1000円分(1月)
同社の株主優待は、オリジナル図書カードまたは地域特産品です。図書カードは汎用性が高いため、個人投資家にとても人気が高い優待と言えるでしょう。優待権利確定日に近づくほど投資家の注目を浴び、買いが入りやすい傾向にあります。
では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を5月末に購入し、7月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが、売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
勝率: 93.75 %
勝ち数: 15 回
負け数: 1 回
引き分け数: 0 回
平均損益(円): 13,331 円 平均損益(率): 6.67 %
平均利益(円): 14,314 円 平均利益(率): 7.16 %
平均損失(円): -1,401 円 平均損失(率): -0.70 %
合計損益(円): 213,303 円 合計損益(率): 106.66 %
合計利益(円): 214,704 円 合計利益(率): 107.36 %
合計損失(円): -1,401 円 合計損失(率): -0.70 %
プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 153.251
平均保持日数: 47.75 日
検証結果を見てみると、勝率は93.75%、1トレードあたりの平均損益は6.67%です。勝率が高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績と言えるでしょう。優待権利確定日から約2カ月前の早めに注目しておくことで、高値掴みして、優待権利落ち後に損失を被るリスクが低くなるでしょう。
7月オススメ優待銘柄その2 「きんえい(9636)」
【業務内容】きんえい<9636>は映画館「あべのアポロ」や複合商業ビル「あべのルシアス」等を運営しています。【単元株数】100株
【最低購入金額】30万7,000円(2016年5月13日時点)
【権利確定月】7月末、1月末
【配当利回り】0.33%(2015年5月13日時点)
【優待内容】株主招待券(各劇場共通招待券)
・75株以上 1枚
・150株以上 2枚
・300株以上 4枚
・450株以上 6枚
・750株以上 10枚
・1050株以上 14枚
同社の株主優待は、各劇場共通招待券です。毎月無料で映画が見られるという魅力的な内容から投資家からの人気が高く、買いが入りやすくなる傾向があります。直前にあわてて同社株を購入すると高値掴みをしてしまう場合もあるので、注意が必要です。
では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を5月末に購入し、7月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが、売買益のパフォーマンスの大きさを確認することができます。
■検証結果■
勝率: 94.44 %
勝ち数: 17 回
負け数: 1 回
引き分け数: 1 回
平均損益(円): 8,720 円 平均損益(率): 4.36 %
平均利益(円): 9,775 円 平均利益(率): 4.89 %
平均損失(円): -498 円 平均損失(率): -0.25 %
合計損益(円): 165,674 円 合計損益(率): 82.84 %
合計利益(円): 166,172 円 合計利益(率): 83.09 %
合計損失(円): -498 円 合計損失(率): -0.25 %
プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 333.679
平均保持日数: 48.16 日
検証結果を見てみると、勝率は94.44%、平均損益は4.36%です。勝率が高く、平均損益もプラスであるため、株価の値上がりが期待できる銘柄と言えるでしょう。
注目度の高い人気の銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価が上昇していく傾向がありますが、権利確定日直前にあわてて購入すると、高値づかみして不用意な損失を被ることもあるでしょう。先回りして、お得に優待銘柄を獲得しましょう。
なお、7月優待銘柄の数は、他の月と比較するととても少ないです。数が少ない分優待狙いの投資家の買いも集まりやすく、権利確定日直前は株価が上昇しやすくなります。今のうちに7月優待銘柄を仕込んでみてはいかがでしょうか。
株の売買に際して、今回のように簡単な検証をすることで、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してみてくださいね。
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(このテーマでの検証は、【システムトレードの達人】を使っています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)