6月にオススメの株主優待銘柄
株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入る傾向があります。早いうちに株主優待銘柄に注目すれば、値上がり益が得られるかもしれません。そこで今回は、今のうちに買っておきたい6月優待銘柄をご紹介します。6月オススメ優待銘柄その1 「日本マクドナルドホールディングス」<2702>
【業務内容】「日本マクドナルドホールディングス」<2702>はハンバーガーチェーンのマクドナルドを経営する日本マクドナルドを傘下に持つ持株会社です。【単元株数】100株
【最低購入金額】266,700円(2016年4月15日時点)
【権利確定月】12月末、6月末
【配当利回り】1.12%(2016年4月15日時点)
【優待内容】優待食事券(×年2回)
・100株、200株:1冊
・300株、400株:3冊
・500株:5冊
※バーガー類、サイドメニュー、飲み物の3種類の無料引換券のシート6枚で1冊
同社優待は、おなじみのファーストフード「マクドナルド」で利用できる食事券です。全国に店舗展開しているので利便性が高く、ハンバーガー・サイドメニュー・飲み物をすべて無料で6回分も食べることができます。その魅力的な優待内容から人気が高く、優待権利確定日に近づくにつれて投資家の注目が集まり買いが入りやすいと考えられます。では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。今回は、同社株を4月末に購入し、6月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をした場合、株主優待は取れませんが、売買益によるパフォーマンスを確認することができます。
■検証結果■
勝率: 85.71 %
勝ち数: 12 回
負け数: 2 回
引き分け数: 0 回
平均損益(円): 8,188 円 平均損益(率): 4.09 %
平均利益(円): 10,249 円 平均利益(率): 5.12 %
平均損失(円): -4,178 円 平均損失(率): -2.09 %
合計損益(円): 114,630 円 合計損益(率): 57.32 %
合計利益(円): 122,985 円 合計利益(率): 61.50 %
合計損失(円): -8,355 円 合計損失(率): -4.18 %
プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 14.720
平均保持日数: 47.71 日
検証結果を見てみると、勝率は85.71%、1トレードあたりの平均損益は4.09%です。勝率も高く、平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績と言えるでしょう。優待権利確定日から約2カ月前の早めに注目しておくことで、高値掴みして、優待権利落ち後に損失を被るリスクが低くなると期待できます。
6月オススメ優待銘柄その2 「かんなん丸」<7585>
【業務内容】「かんなん丸」<7585>は「大庄」や「イズ・プランニング」のフランチャイジーで、埼玉県を中心に「庄や」「日本海庄や」「ドトールコーヒー」などを展開しています。【単元株数】100株
【最低購入金額】187,900円(2016年4月15日時点)
【権利確定月】12月末、6月末
【配当利回り】0.85%(2016年4月15日時点)
【優待内容】食事割引券(×年2回)
・100株:2,500円相当の割引券または産地直送商品
・500株:5,000円相当の割引券または産地直送商品
・1000株:10,000円相当の割引券または産地直送商品
同社の優待内容は、年2回の食事割引券もしくは産地直送商品です。かんなん丸は関東圏を中心に出店しているので、その他の地方の方は産地直送品を選ぶと良いでしょう。投資家人気が高いことから、優待権利確定日に近づくほど注目を浴び、買いが入りやすくなる傾向にあります。
では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスが得られるか検証してみましょう。今回は、同社株を4月末に購入し、6月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが、売買益によるパフォーマンスを確認することができます。
■検証結果■
勝率: 84.62 %
勝ち数: 11 回
負け数: 2 回
引き分け数: 0 回
平均損益(円): 6,480 円 平均損益(率): 3.24 %
平均利益(円): 9,469 円 平均利益(率): 4.73 %
平均損失(円): -9,955 円 平均損失(率): -4.98 %
合計損益(円): 84,245 円 合計損益(率): 42.12 %
合計利益(円): 104,154 円 合計利益(率): 52.08 %
合計損失(円): -19,909 円 合計損失(率): -9.95 %
プロフィット・ファクター(合計利益÷合計損失): 5.232
平均保持日数: 47.69 日
検証結果を見てみると、勝率は84.62%、平均損益は3.24%です。勝率も高く、平均損益もプラスのため、株価の値上がりが期待できる銘柄と言えるでしょう。
注目度の高い人気の優待銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価は上昇していく傾向があります。権利確定日直前にあわてて購入し、高値掴みで不用意な損失を被ることのないように気を付けましょう。6月は優待権利が確定する銘柄が「98銘柄」あり、中でも飲食店関連銘柄の優待が集中しています。今回ご紹介した優待銘柄の他に、B-R サーティワン アイスクリーム<2268>や小僧寿し<9973>といったおなじみの食品関連銘柄もあります。今のうちから好優待銘柄を先回りして購入しておいてはいかがでしょうか。
株の売買を行うに際して、今回のように簡単な検証を行うと、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待できどの程度リスクがあるのか事前に把握することができます。検証を行ってから投資すればきっと安心感が違うことでしょう。みなさんも投資する際には一度検証してくださいね。
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(このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社及び関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします。)