お金の悩みを解決!マネープランクリニック/教育費が準備できるか不安な子育て世代

36歳子ども3人。会社の借金5000万円、貯金はできる?

皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、30代の会社経営者。今後の資産づくりや適切な保障などについて、ファイナンシャル・プランナーの平野泰嗣さんがアドバイスします。

あるじゃん 編集部

執筆者:あるじゃん 編集部

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子ども3人の教育資金や老後資金、保険も不足していますか?

会社を経営、自分の資産が作れない

会社を経営、自分の資産が作れない

皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回の相談者は、30代の会社経営者。今後の資産づくりや適切な保障などについて、ファイナンシャル・プランナーの平野泰嗣さんがアドバイスします。
※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください。(相談は無料になります)

■相談者
やまさん(仮名)
男性/自営業/36歳
賃貸住宅

■家族構成
妻(30代/会社員)、子ども3人(5歳、3歳、1歳)

■相談内容
会社経営をしていますが、借入金が5000万円あります。将来のお金に対して不安です。先取り貯蓄を実践していますが、その多くが事業の備えや10年後、20年後に必要となる資金の積立なので、普通預金がまったく貯まりません。夫婦合わせて月8万円くらいです。保育園に通う子どもも3人います。両親は70歳と65歳で2人とも健康ですが、老後の面倒は私がみるつもりですので、将来的には同居になる可能性もあります。これから子どもの教育費、両親との生活費、自分たちの老後資金などを考えると悩んでしまいます。また、保険について、法人契約がメイン(目的は借入金の返済)となっていますが、個人でも加入すべきでしょうか。資産が貯蓄商品に偏っているのも気になっています。どうかよきアドバイスをお願いいたします。

■家計収支データ
「やまさん」さんの家計収支データ

「やまさん」さんの家計収支データ



■データ補足
(1)自営業の業種と借入金について
・業務内容/製造業
・会社の現預金/2000万円
・会社の借入金/◎長期借入=2000万円、金利0.6%、返済期間5年 ◎短期借入=3000万円、金利1%、返済期間2年(利子返済のみ)
※法人契約だが「個人保証」契約もしているため、会社の業績悪化、倒産等の場合、個人の財産が差し押さえとなる。

(2)加入保険の内訳
・夫/低解約返戻金型保険(47歳払込終了、死亡保障500万円)=保険料1万4650円
・夫/低解約返戻金型保険(一時払い済み、死亡保障500万円)=保険料0円
・妻/低解約返戻金型保険(45歳払込終了、死亡保障500万円)=保険料1万2175円
・妻/医療保険(終身保障60歳払込終了、入院5000円)=保険料3500円

・学資保険(17歳満期、満期金300万円)=保険料1万4000円
・学資保険(18歳満期、満期金300万円)=保険料1万4000円
・学資保険(17歳満期、満期金300万円)=保険料1万5600円
・子ども/医療保険(入院3000円、保育園経由による加入)=計1300円
・・・・・
(※以下は法人契約のため、家計支出の保険料には加算せず。ただし、医療保険は個人による買取も検討している)

・夫/低解約返戻金型保険(47歳払込終了、死亡保障2000万円)
・夫/医療保険(終身保障60歳払込終了、入院1万円、ガン特約)
・妻/医療保険(終身保障60歳払込終了、入院1万円、ガン特約)

(3)家賃と車両費について
会社の一部を改修して住居にしているため、家賃1万7000円を会社に支払っている。水道光熱費もその中に含んでいる。また、車両費は社用車の使用料として家計に計上。

(4)妻の勤務について
会社で事務・経理を担当。夫(相談者)の両親も会社で働いている。

(5)両親について
同居時期は未定。実家は持ち家で近所にあり。両親の世帯収入は、公的年金、会社からの給与、地代(会社の土地建物は父親名義のため)合わせて税込み1200万円ほど。

(6)夫が加入を検討(個人契約)している保険
・定期保険 保障期間65才まで 死亡保障2000万円 払込金額約215万円程 保険料6200円/月
・終身保険 終身 65才払込 低解約払 死亡保障1000万円 払込金額約716万円程 保険料2万550円/月

※相談者いわく「どうしても掛捨ての払込金額215万円がもったいなく思えてしまいます」。

(7)投資について
相談者「リスク分散の為にNISAでの投資信託or毎月の金(ゴールド)積立をしようと考えているのですが、資金的に余裕がありません。投資用資金を捻出するために現金の貯蓄ペースを落として予算を作ったほうがよいか迷っています。万が一のときに会社の運転資金へ転用等の可能性もあるので、手元資金(現金貯金)の目標を3000万円に設定しています。ちなみに会社の預金2000万円を運転資金などに充てた場合1年で消滅します。

■FP平野泰嗣からの3つのアドバイス
アドバイス1 会社経営者こそ、家族のライフプランが重要
アドバイス2 会社の経費を見直し、役員報酬をアップ
アドバイス3 事業に関わる保険費用はコストと割り切ろう
 
アドバイスの詳細はこちら>>
 
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