神戸のカフェシーンをリードしてきた「トリトンカフェ」、東京へ

階段を上がると、こんな扉が待っています

階段を上がると、こんな扉が待っています


神戸の歴史と風情を満喫できる北野異人館街へと続く、ゆるやかな坂道。散策の楽しいその一角にあるトリトンカフェは、雑貨コーナーを併設する洗練された空間とアートイベントの数々で多くのファンを獲得し、神戸のカフェシーンを醸成した先駆者として、早くから全国に名を知られてきた存在。2000年、はじめて美しい店内に足を踏み入れたときの胸の高鳴りをよく覚えています。

2015年、オープン15周年を機においしいビストロ&カフェとしてリニューアルしたことは、神戸のカフェ好きならきっとご存じですね。そして2016年3月3日、初の東京店となる「TRITON CAFE代官山」がオープンします。

今回の記事は神戸の香りと代官山ならではの魅力をミックスした、新しいトリトンカフェの魅力をご紹介します。

ブルーグレイの壁が神戸の空気を漂わせて

空を見上げる時間

空を見上げる時間


ヒルサイドテラスそばの細い路地の2階、もとは白壁のカフェだったフロアを改装して、ブルーグレイの壁と落ち着いたウッドの空間が再現されました。海にかかる霧を思わせる壁の色調は、神戸店と同じトーンの塗料を探し出すのに腐心したそうです。

自然光がたっぷり差し込む窓辺にはコウモリランの緑。一人で読書するのに最適なカウンターの6席を見守るのは、背の高いウンベラータの鉢植え。くつろいで会話の交わせるボックスシートも設けられました。

将来的にはらせん階段の上の通路と小部屋も使用してメゾネット式のカフェにする計画もあるとか。

将来的にはらせん階段(写真の左側)の上の通路と小部屋も使用してメゾネット式のカフェにする計画もあるとか。



代官山だけのクレープとガレット

メニューには神戸店で長く愛されてきた定番スイーツや食事に加えて、クレープやガレットなど、代官山店だけのオリジナルも多数揃っています。良い素材を用いて手作りすることを大切にしてきたトリトンカフェの精神を継承し、新メニューにも北海道・江別製粉の小麦粉や自家製のシロップ、ソースなどが使われます。

クレープはフランス産カソナード(赤砂糖)をふって発酵バターをのせた「ブール シュクル」を基本に、ほろ苦い手作り塩キャラメルソースをかけた「キャラメル ブール サレ」、オリジナルのレモンハニーシロップが爽やかな「シトロン」、塩キャラメルソースにキャラメリゼしたバナナをのせた「キャラメル バナーヌ」など7種類。

シトロン:きれいに焼き色のついた表面の香ばしさともちもちした食感が魅力。季節によっては瀬戸内産のレモンも使われます。

シトロン:きれいに焼き色のついた表面の香ばしさともちもちした食感が魅力。季節によっては瀬戸内産のレモンも使われます。


食事向きのガレットは蕎麦粉の生地にハム、半熟卵、チーズをのせた定番「コンプレ」や、チーズやバルサミコが香る「生ハムと半熟卵」など6種類。ガレットやクレープに合わせたいシードルは、オーガニックの甘口と辛口が用意されています。

コーヒーはオーガニックコーヒーのほか、苦楽園のスぺシャルティコーヒー専門店TAOCA COFFEE の豆を使ったハンドドリップを選ぶこともできます。コーヒー好きとしてはぜひ味わってみたいですね。

神戸店の定番パンケーキやチーズケーキも

しっとり、濃厚でも重たくないチーズケーキ

しっとり、濃厚でも重たくないチーズケーキ


人気の高いパンケーキやチーズケーキは神戸店と同じレシピ。お皿の表面からチーズケーキの頂上までの標高は約6cm! じっくりと時間をかけた湯煎焼きがこの厚みを実現します。濃厚なのに重たくならないおいしさは、2種類のチーズに混ぜ込んだサワークリームのおかげ。

その他の食事メニューはパスタもあればハンバーグにチキンカレー、丼ものも並んでおり、「専門メニューに特化した最近のお店とは対照的な、『カフェってこういう感じだよね』というメニューです(笑)」とクリエイティブディレクターの寺村さんと駒沢さん。
どんな空腹具合でも、いかなる気分でも受け止めてくれる幅広い構成は、まさにカフェの王道ですね。

パスタとワインを欲する日もありますよね。

パスタとワインを欲する日もありますよね。


しかし、どのメニューもきちんと仕上げるのがお店の実力というもの。
「カフェは手の届くところにある日常の小さな楽しみ。お客さまのその楽しみを支えるために、しっかりしたクオリティでご提供したいと考えています」

代官山のカフェは週末ともなればどこも混雑することが多く、ゆったりできるお店を見つけるのが難しい。
「隠れ家的なロケーションにあるトリトンカフェは、いつでもゆったり過ごせるカフェとしてお使いいただけると思います。ぜひ一度いらしてみてください」

2005年に上梓した拙著『カフェの扉を開ける100の理由』ではトリトンカフェもご紹介しました。かれこれ10年も前のことになりますが、当時のオーナーである大川さんに神戸のいちばんの魅力を訊ねると、こんな素敵な言葉が返ってきました。

「いつも風が吹いていること。山と海があるので、たえず空気が動いているのです。空気に透明度があって気持ちがいいですよ」

神戸の街に吹く海風と山風。代官山の街に吹いているのは、並木の緑の匂いを含んだ風。春、新しいトリトンカフェへ、その感触を確かめに行ってみませんか。

ガレットにはシードル!

ガレットにはシードル!


menu

BEVERAGE

オーガニックコーヒー …500円
タオカコーヒー ハウスブレンド …640円
カプチーノ …600円
キャラメル ラテ …640円
紅茶各種 …580円~
自家製ジンジャーエール …540円
グリーンスムージー …800円
ビール、ワイン、シードル各種

SWEETS

[クレープ]
  ブール シュクル …780円
  キャラメル ブール サレ …980円
  ショコラ …980円
[パフェ] 
  クープ ルージュ …980円
[パンケーキ]
  焦がしバター&メイプル  …980円
  苺ミルク&生クリーム  …1080円
[デザート]
※ドリンクまたは食事を合わせて注文すると150円引き
  季節のタルト  …780円
  NYチーズケーキ  …680円

FOODS

[ガレット]
  コンプレ  …940円
  コンプレ シャンピニオン …980円
  マルゲリータ …1080円
[パスタ]
  厚切りベーコンのアマトリチャーナ …880円
  海老とモッツァレラチーズのトマトクリームソース …1080円
  プロシュートのジェノベーゼ  …1180円
[RICE]
  グリル野菜のバターチキンカレー …880円
  サーモンとアボカドのどんぶり …980円
[MAIN]
  煮込みハンバーグ デミグラスソース …1280円

LUNCH

ウィークデーランチ【サラダ、スープ、メイン】 900円~
ホリデーランチ【サラダ、スープ、メイン、ドリンク】 1280円~

shop data

TRITON CAFE DAIKANYAMA(トリトンカフェ代官山)
【住所】東京都渋谷区猿楽町28-3 2F
【TEL】03-3462-6263
【OPEN】11:30~20:00(L.O.19:00)、土日祝9:00~20:00(L.O.19:00)
【最寄駅】東急線「代官山」駅正面口から徒歩2分

TRITON CAFE

TRITON CAFE



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※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。