ここからはじまるキューバ旅! 初心者さん必見の定番観光ツアー
ハバナにある内務省の外壁に描かれた革命家チェ・ゲバラの肖像
"カリブ海の真珠"と呼ばれるキューバ。1492年に初めてこの島に降り立ったコロンブスは、「地球上で最も美しい島」と感嘆したと言われています。エメラルドグリーンに輝く海と照りつける太陽、情緒あふれる街並みやラテンの陽気な空気は、今も昔も旅人憧れの場所。世界遺産である首都ハバナの街を歩き、リゾート地バラデロで海と遊び、夜は葉巻をくゆらせながらラム酒で一杯……。ゆっくりと流れるキューバ時間の中で、心も体も伸びをするような体験を。
キューバのおすすめオプショナルツアー
カリブ海に浮かぶキューバは、真珠に例えられるほど街も海もすべてが美しい国。1950年代のクラシックカーが流れるコロニアル調の街並み、きらめくビーチリゾート、自然と人とが融合するビニャーレス渓谷。旅人の憧れキューバを、オプショナルツアーですみずみまで満喫しましょう。
■クラシックカーで行く首都ハバナ観光
キューバだからこそ映えるクラシックカーの鮮やかさ
キューバの首都ハバナの景色といえば、コロニアル調のカラフルな街並みと、それをバックに走るクラシックカー。アメリカ資本に経済的な影響を大きく受けていた1940年代からキューバ革命が起こる1959年の間に流入したアメリカ車、その後入ってきたロシア車が、今でも主に観光客用のタクシーとして利用されているのです。ドライバーがガイドを兼任してくれる観光ツアーに参加すれば、車のレトロさと街のレトロさを一度に味わえる、旅情にあふれたひとときを過ごすことができそうですね。
■カリブ海リゾート「バラデロ」
バラデロのビーチ。これぞ「カリブ海の真珠」の真髄です
カリブ海ビーチの中でも1、2を争う美しさのバラデロは、絵に描いたような白い砂浜にエメラルドの―時間帯によっては透明な海が広がる夢のリゾート。革命前にアメリカ人の富裕層が別荘としていた豪華な建物が宿泊施設として使われ、近年では大型リゾートホテルも多く建てられています。バラデロのホテルの料金システムはなんと「オールインクルーシブ」、宿泊・食事・お酒・アクティビティなどすべて込み込みなのが特徴。ハバナを拠点とした旅なら日帰り観光もOKですが、せっかくならホテルに泊まってゆっくりとバカンスを楽しんでみては。
■世界遺産「ビニャーレス渓谷」
ぽこぽこと飛び出た丸い山が独特の雰囲気をかもしだすビニャーレス渓谷
タバコ畑、洞窟、鍾乳石、壁画、独自の建築技法で作られた木造家屋。自然美とその中に暮らす人々の建築や伝統が融合したビニャーレス渓谷は世界文化遺産として認められ、国内外から旅行者が集まっています。オプショナルツアーではタバコ工場の見学や展望台から渓谷の全景を眺めることもでき、多くある見どころをバランスよく観光することが可能です。
■ハードボイルドの源流「アーネスト・ヘミングウェイ」
バー「フロリディータ」店内にはヘミングウェイの銅像が置かれています
「武器よさらば」「誰がための鐘は鳴る」「老人と海」の著者アーネスト・ヘミングウェイは晩年の20年をキューバで過ごしました。南国の木々と花々に囲まれた邸宅をかまえ、透きとおる海へ釣りをしに通い、レストラン・バー「フロリディータ」で砂糖抜きのダイキリを飲み、同じくバー「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」ではモヒートを注文したヘミングウェイ。彼にゆかりある場所をめぐることで、今なお愛される彼の作品の新しい読み方を見つけることができるかもしれません。
■世界最大の「葉巻」大国
タバコはあまり…という方も、世界に誇るキューバの葉巻、一度ぜひトライしてみて
キューバは質の良い葉巻の産地。「コイーバ」「ロメオ・イ・ジュリエッタ」など主要5社を筆頭として30を越えるブランドがあり、そのそれぞれに熱狂的なファンが存在しています。工場見学では、職人たちが葉巻をつくりあげる鮮やかな手さばきを目の前で見ることが可能。たばこは吸わないという方も、思わず記念に1本買ってしまうほどの感動が得られるかも。また、かつて「ラムの島」の異名をとっていたこともあるほど、キューバ産のラム酒は有名。葉巻にラム酒、大人のたしなみのヒントが見え隠れするキューバへ、ぜひ足を運んでみてください。