オラクルとは? オラクルカードとタロットカードの違い
タロット占いとオラクル占いの違いは?
そもそもタロットカードとは、ヨーロッパで古くから利用されていたもので、トランプの原型と言われています。カードは大アルカナと呼ばれる22枚のカードと小アルカナと呼ばれる56枚の計78枚のカードで構成されており、絵柄のモチーフとなっているのは、太陽や月や動物などです。
一方のオラクルカードとは、タロットカード以外のカードのことをいいます。カードの枚数は44枚のものが多いのですが、タロットカードと違い、妖精をモチーフにしたものや日本の神様をモチーフにしたものや天使をモチーフにしたもの等さまざまです。コンセプトにも違いがありますので、オラクルカードの枚数には決まりはなく、作者の意図に沿った枚数で設定されているのが特徴です。
どちらのカードも占いで使われるのですが、この2種類の最大の違いは、タロットカードはゲームや占いのためのツールであるのに対し、オラクルカードは神託=オラクル、神様のお告げを受け取るカードと言われています。占いで使うカードであっても、これらの2つのカードが持つコンセプトは、大きく違っています。
どのカードを使うかは、直感で選んでみよう!
「どのようなカードを選んだら良いですか?」と尋ねられることが多いのですが、その際にまず決めて頂きたいことは、タロットカードを選ぶのか、オラクルカードを選ぶのかということ。そして私がアドバイスしているのは、ただひとつ。「自分の直感で選んで欲しい」これだけです。カードの種類は多く、絵柄もバラエティに富んでいます。個人差はありますが、実際に同じ意味を持つカードであっても、そのカードのイメージから怖い印象を受けたり、優しさを感じたりすることがあるからです。まずはカードの絵柄をチェックして、カードの持つ全体的なイメージやコンセプトを把握してから、購入すると良いでしょう。
タロットカードを選ぶときのポイント
従来型のタロットカードの場合、起源がヨーロッパということもあり、絵柄や絵のタッチも日本人にはなじみが薄いため、怖いと感じることがあるかもしれません。とはいえ、従来型のタロットカードと並行して、猫がモチーフになっているカードやハロウィンがモチーフになっている等、可愛らしいイラストがベースに作られているカードも多数登場してきています。また、入門セットといってタロットカードとそのカードが詳しく解説されている書籍が一緒になっている入門セットなどのありますので、内容をチェックしてから購入することをお勧めします。
オラクルカードを選ぶときのポイント
左:恋愛に特化したオラクルカード。右:タロットカードとオラクルカードが融合したカード。目的にあわせてカードを選ぶと、カードの意味がより理解しやすくなります。
その他の作家のカードもコンセプトや絵柄に特徴があるものが多いので、実際に手に取って、「気になるカード」を直感で選んでみましょう。
日本で販売されているタロットカードとオラクルカードには、カードの意味が書かれた解説書が封入されています。
また、これらのカードの一枚一枚には、簡単なメッセージが英語で書かれています。解説書を丸暗記しなくても、意味を理解することができるようになっていますので、占い初心者であっても、チャレンジしやすい占いのひとつであると言えるでしょう。
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