LEXUS(レクサス)/LEXUSの車種情報・試乗レビュー

新型レクサスRX「数あるライバルに負けない上質さ」(2ページ目)

フルモデルチェンジを受けたレクサスRX。走りや装備など気になる点が多い高級SUVだが、BMW X5やメルセデス・ベンツGLE、ポルシェ・カイエンなど数あるライバルに対抗できる実力を獲得しているだろうか。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

ACCとレーンキープアシストの高い精度も印象的

レクサスRX

コクピットのような包まれ感と水平基調を両立したワイド感のあるインパネ。中央には12.3インチのワイドディスプレイが用意され、ナビや車両情報などが表示される


走りの面での好印象だけでなく、先進安全装備のレーンキープアシスト(LKA)や全車速追従機能付のレーダークルーズコントロール(アダプティブクルーズコントロール)の進化も見どころだ。部分自動運転につながる技術だが、現時点ではどれくらいシステムが介入するかは、個人により好みが分かれるはず。

メルセデス・ベンツなどは積極的に制御(介入)してきているが、レクサスRXでもアダプティブクルーズコントロール(ACC)とレーンキープアシストの精度がかなり向上している印象。高速道路を使って長距離を走る機会が多いのならかなりありがたく感じるのではないだろうか。

後席フットスペースが拡大

レクサスRX

前後席ともにシートサイズは大きく、頭上にもかなりの余裕がある。最大のポイントは先代よりも明らかに広くなった足元空間で、前後席に身長180cmくらいの方が座ってもかなりの余裕が残るはず


居住性や積載性で目立っているのは後席の広さで、先代よりも120mm全長が延びた分、後席のフットスペースが拡大している。荷室では荷室幅は先代と同値で、フックの形状を見直すなどにより使い勝手を向上。

たとえば、9.5インチのゴルフバッグなら4セット横置きが可能になっている。

レクサスRX

荷室幅は先代と同じだそうだが、ゴルフバッグが4セット横積みできるなど使い勝手を向上させている


そのほかにも現時点でのフル装備といえる安全装備はもちろん、レクサス初の「タッチレスパワーバックドア」や11.6インチの「リヤシートエンターテインメントシステム」を用意するなど、装備は充実していて高級SUVの名に恥じない充実ぶりといえるだろう。

全方位抜かりなく進化したレクサスRXは、弟分のNXを彷彿とさせるアグレッシブな外観もあって街中での存在感が確実に増している。BMW X5やMクラス改めメルセデス・ベンツGLE、ポルシェ・カイエンなどの欧州勢を中心とした世界のライバルと比べても乗り心地や静粛性などは、引けを取らないかそれ以上の上質さを身につけている。

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