ACCとレーンキープアシストの高い精度も印象的
走りの面での好印象だけでなく、先進安全装備のレーンキープアシスト(LKA)や全車速追従機能付のレーダークルーズコントロール(アダプティブクルーズコントロール)の進化も見どころだ。部分自動運転につながる技術だが、現時点ではどれくらいシステムが介入するかは、個人により好みが分かれるはず。
メルセデス・ベンツなどは積極的に制御(介入)してきているが、レクサスRXでもアダプティブクルーズコントロール(ACC)とレーンキープアシストの精度がかなり向上している印象。高速道路を使って長距離を走る機会が多いのならかなりありがたく感じるのではないだろうか。
後席フットスペースが拡大
居住性や積載性で目立っているのは後席の広さで、先代よりも120mm全長が延びた分、後席のフットスペースが拡大している。荷室では荷室幅は先代と同値で、フックの形状を見直すなどにより使い勝手を向上。
たとえば、9.5インチのゴルフバッグなら4セット横置きが可能になっている。
そのほかにも現時点でのフル装備といえる安全装備はもちろん、レクサス初の「タッチレスパワーバックドア」や11.6インチの「リヤシートエンターテインメントシステム」を用意するなど、装備は充実していて高級SUVの名に恥じない充実ぶりといえるだろう。
全方位抜かりなく進化したレクサスRXは、弟分のNXを彷彿とさせるアグレッシブな外観もあって街中での存在感が確実に増している。BMW X5やMクラス改めメルセデス・ベンツGLE、ポルシェ・カイエンなどの欧州勢を中心とした世界のライバルと比べても乗り心地や静粛性などは、引けを取らないかそれ以上の上質さを身につけている。