2016年旅トレンド【3】
休暇と費用の関係から若者地方旅が賑わうかも!
2016年4月からは、年間5日間の有給取得が企業に義務付けられます。平日に休暇を得られれば、旅行日程の確保だけではなく、混雑を回避でき、宿泊費も安くなるなど、旅行へのハードルが幾重にも下がります。現役世代の旅行需要喚起、特に休暇や費用面での影響が大きい若者が、旅に出る可能性が高くなると期待しています。旅先も、有名な観光地や都市部は訪日外国人の増加による宿泊費の価格高騰などが影響し、日本人が旅をし難くなっています。SNSなどでの反応やインパクトを気にする若者世代だけに、「穴場の地方旅」を嗜好する動きも期待できると考えます。
有給休暇取得義務化なるか?!2016年は穴場の地方旅へ
2016年トレンド【4】
世界遺産登録なるか?長崎の教会群とキリスト教関連遺産
2015年軍艦島などが 「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産登録を受けた長崎県。2016年には“長崎の教会群とキリスト教関連遺産”で2年連続の世界遺産登録を目指します。ただ教会群については、老朽化による修復や保全の費用がかさみ、離島にある小規模な教会などでは、観光客の受け入れ態勢について懸念が残ります。登録勧告後は、観光客が例年増えることもあり、少し早めに見学をするというのもいいかもしれません(※ただし現状も大浦天主堂を除く教会群の見学には、事前に連絡が必要となっています)。また教会は観光スポットではありませんので、見学に際しては、旅行者も配慮ある行動を心がけたいですね。
世界遺産登録の勧告は毎年GW直前!朗報を楽しみにしたいと思います。
世界遺産登録が期待される田平天主堂(長崎県平戸市)