2016年旅トレンド【2】民泊規制緩和にルール化。“泊まる“という価値観やスタイルが多様化
訪日外国人の増加に伴い、都市部での宿泊施設の不足や、価格高騰が問題となっています。そんな中、政府は旅館業法の規制緩和を特区中心に進めており、空いている賃貸物件を宿として提供するサービスが始まります。これらは長期滞在など条件はあるものの日本人も利用可能なので検討をしたいところ。またここ数年、個人宅と旅行者をマッチングするサイトが活況ですが、実は法的にグレーな所があったり近隣とのトラブルなどの問題も発生していました。この辺りの法的整備も徐々に進みそうです。
昨秋オープンした「星のや富士」がコンセプトとするグランピング(グラマラスなキャンプ)、 「究極の寝落ち」「泊まれる本屋」をテーマに池袋にオープンした BOOK AND BED TOKYO など、“泊まる”というスタイルの多様化にも注目が集まります。
旅行者にとって、選択肢が増えることはうれしいこと。でも規制緩和の流れからの施策であることを忘れず、旅行者サイドも「安全面は自己責任」という意識の転換をする必要性が生まれそうです。
池袋にオープンした”BOOK AND BED TOKYO”。究極の寝落ちがテーマ。