米国株にはサンタクロースがやってきた

サンタクロースがやってこなかった2015年の日本の株式市場。しかし、一番重要なのは今後の値動きがどうなるかなのです

サンタクロースがやってこなかった2015年の日本の株式市場。しかし、一番重要なのは今後の値動きがどうなるかなのです

2015年12月25日(金)のクリスマスの週の米国市場は、25日(金)がクリスマスによる休場で、実質3日半の営業でした。しかし、取引のある日も、いつもより出来高は少ない状態が続きました。しかし、全般に薄商いの中、12月24日(木)<半日のみの取引>の引け際に急失速したもののナスダックは4日続伸で週間では+2.55%高でした。ニューヨークダウやS&P500指数もほぼ同程度の上昇率で、いわゆるサンタクロース・ラリーが見られました。

もっとも、大口投資家が不在となるこの時期の上昇はあまり意味を持つものではありません。例えばITバブル崩壊直後の2000年の年末や、サブプライムショックから金融危機へと発展していた2007年のクリスマス時期も、「静かな一時的上昇」が見られたものです。決して現時点のトレンド判断や2016年の相場を占うような、重要な値動きではありません。

ちなみに、サンタクロース・ラリーとなった理由の1つに23日(水)に米国エネルギー省発表の原油在庫が前週比▼590万バレルの減少となった事があります。いつも振れ幅の大きな統計なのですが、+100万バレル以上の増加を見込んでいた市場にはビッグサプライズとなり、この日の原油相場とエネルギー、資源株を大きく上昇させました。しかし、これまで打ちのめされ続けてきたエネルギー株は相場のリーダーでなく、これはいわゆる「デッド・キャット・バウンス(暴落してきた株が安値から一時的反発すること)」にすぎず、相場全体の動向に影響を与えるものではないと思います。

サンタがやってこなかった日本株。しかし重要なのは今後の動き

一方、12月25日(金)のクリスマスの週の日本株市場はナスダックが4連騰となったにもかかわらず、18日(金)の大幅下落を含めて4日続落となり、久しぶりに米国株と日本株は異なる動きとなりました。つまり、サンタクロースは米国の株式市場だけにやってきて、日本の株式市場にはやってこなかったわけです。

もっとも、相反する動きとはなったものの、前述のように、大口投資家が不在となる、この時期の動向の動向にはあまり深い意味はありませんので、それほど心配する必要はありません。むしろ大口投資家が戻って来るクリスマス休暇明け、以降の動きの方に注目です。

2016年の相場展望~日経平均はどうなる?でも書きましたが、特に米国のS&P500指数やニューヨークダウの株価チャートは、年初来変わらずの騰落率で50日、200日の両移動平均線とも重なり合う分岐点上にあり、このあと一体どちらに行くのか?、という微妙な位置にあります。相場で重要なことの1つは、無理をせず、全体の流れに乗ることにあると思います。その意味では、受け渡しベースで実質的に新年度入りする12月最終週から2016年1月にかけての世界的な株価の動きがどちらに動くのかは、非常に重要な意味を持つと思いますので、要注目です。

参考:グローバルリンクアドバイザーズの最新投資情報

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