一人ではなく共感した仲間と作りあげるDASH村
「ザ!鉄腕DASH!!」(日テレ系)の人気コーナーの舞台だった「DASH村」。あの福島の被害で同村でのロケを中断せざるを得なくなり撤退。しかし、その後もメンバー5人がこれまでの番組で得た知識とスキルを活かし、ボクたちの田舎暮らしへの夢を後押ししてくれています。
例えば、全国の農家を手伝う「出張DASH村」や無人島を開拓する「DASH島」、普段なら捨てられてしまう食材を美味しい料理に変身させる「DASH 0円食堂」……
TOKIOの5人は街と村を行ったり来たりしながら、それぞれの得意技を持ち寄り村づくりを展開していきます。一人ではなく仲間と助け合い、役割を分担しながら田舎暮らしを充実させる。何かと気を遣う必要があるというデメリットもありますが、田舎での新しい暮らし方のヒントがココにありますね。
DASH村(風)村づくりの費用を概算してみた
DASH村で展開された村づくりのステップに沿って、その実現の可能性を探ってみます。まず土地探しから。少々スケールダウンになってしまいましたが、実際にネットにアップされている物件情報を元に(あくまで目安として)概算してみました。(参考;移住・交流推進機構/田舎ねっと他より)
・雑木林/約450万円(約850坪)
・古民家+田畑/200万円前後(田舎では畑は母屋のオマケ的扱いが多いのでコミコミで)
・リフォーム費用/200万円前後(フツーに暮らせる最低限必要な改装費用として)
・年間の最低必要生活費として、消費支出(食費、住居費、光熱費、教育費など)/120万円、プラス非消費支出(地方税、固定資産税、国民健康保険料、マイカー維持費など)/70万円の、合計190万円。
そして、以下のような情報収集や努力も忘れてはいけません。
・住まい、子育て、仕事など、各自治体が提供している助成制度を活用する。
・リフォームは業者に頼らず、メンバー+仲間たち全員参加でカバーする。
・田畑、菜園は自給自足のレベルまで充実させる。
夫婦や家族単位で考えがちだった田舎暮らし。視野を広げて、仲間たちと知恵を出し合いながら住む田舎暮らしも考えてみませんか?
どんな人と?どんなスタイルで?田舎で暮らすか
DASH村のロケーションが素晴らしい。水は豊富に使えるし、適度な広さの畑はあるし、里山に囲まれて静かだし。そしてなにより、近隣に数軒の住人がまだ暮らしているということ。つまり地元の田舎暮らしの達人に、イザという時に助言が乞えるという理想の環境なんですね。
TOKIOのメンバーも、それぞれに達人級の技を持っています。
・Y君は、ダイビングとプロ並の大工スキル。
・M君も、潜水士免許を持ち調理をさせたらプロ級の腕前。
・K君は、炭焼き師見習いだし食べた料理の値段が分かる。
・N君は、誰とでもすぐ仲良くなれるしハーレーを乗りこなす。
・そしてリーダーのJ君は、移動式クレーン等の車両系の建設機械が操れる。
メンバーが集まれば、何時でも何処でも田舎暮らしをスタートできます。
地元の人々と仲間たちのスキルを持ち寄ることで役割が分担できる、みんなで暮らしているので安全、暮らしで使う道具・場所がシェアできる等々、互いが助け合えることが複数の仲間と暮らす田舎暮らしのメリット。
仲間との日常の共有体験を通して、新しいライフスタイルを作り上げていく。そんな場を楽しむことができれば、自身では気付かなかった新しい自分の発見する切っ掛けにもなるかもしれませんね。
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