金魚の種類


金魚の始まりは、フナの突然変異で生まれたヒブナである。ヒブナとは、赤い体色のフナのことだ。それをベースにワキンが生まれ、その後様々な選別淘汰。さらに様々な特徴を持つ種類同士の掛け合わせが行われ、非常に多くの品種が生み出されてきた。品種によっては、とてもフナが祖先だと思えないものも、沢山いる——

大別すると長ものと丸ものに分けることができる。

長ものは、先祖であるフナに近い体型で、金魚の中でも俊敏な泳ぎをする。また概して丈夫な種類が多く、拠り飼育が容易なことも特徴としてあげられる。最大で30cmほどと、丸ものと比べて大きくなるのも特徴の1つだ。

代表種:ワキン、コメット、シュブンキン

一方丸ものは、やや寸詰まりで、フナとは大分かけ離れた、丸い体型の種類を指す。前者と比べ、泳ぎは余り得意ではなく、ゆったりとした泳ぎが印象的だ。こちらの方が様々な品種がいて、より金魚らしい優美な種類が多い。

代表種:リュウキン、タンチョウ、ランチュウ

飼育の際には、できるだけ長ものと丸ものは一緒にしない方が懸命だろう。泳ぎの俊敏なワキンやコメットなどの長ものは、活発に泳ぎ、餌をとるのも上手だ。しかし、リュウキンやランチュウに代表される丸ものは、魚なのに泳ぎが余り達者でない。餌をとるのも下手なので、長ものと一緒に飼育すると、餌を中々食べれなかったり、苛められてしまうことがある。拠って、混泳は余り適さない。

では、代表的な品種を見てみよう。

リュウキン
▲リュウキン
タンチョウ
▲タンチョウ
“丸もの”の代表的な品種で、目にする機会も多い。ゆったりとした優雅な泳ぎで、人気が高い。飼育・入手とも容易。 白いボディーに赤い頭が特徴的な品種。その姿をタンチョウヅルに見立てられての命名。シンプルな配色が、とても上品な印象を与える。
オランダシシガシラ
▲オランダシシガシラ
ワキン
▲ワキン
よく発達する頭部の肉瘤が目をひく、美しい金魚。当初、長崎に輸入されたので“オランダ”と呼ばれる。本来は中国からの輸入だったが、当時舶来物はオランダとされることが多かった。 先祖のフナに近い体型から泳ぎも俊敏、尚且つ非常に丈夫な品種。金魚すくいで主役となるのが、このワキンだ。
スイホウガン
▲スイホウガン
チャキン
▲チャキン
目の横にある水泡が目をひく、少々変わった雰囲気をもつ金魚。水疱の中身は、リンパ液でみたされている。 金魚の中では珍しく、茶色を基調とした品種。一見地味な印象だが、大きく成長したものは独特の雰囲気が美しい。
  画像提供:草野金魚屋(6点)

次回は、飼育に際し必要な器具、用品について解説します。

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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。