ある日子供が泣いて帰ってきたときに親はどうする?

親は我が子が心配なあまり、現状を知りたいし、立ち向かう勇気をあげたい。でも、それよりも先にやるべきことがあります。それを踏まえてからでないと、「現状把握」も「励まし」も、いじめ解決の一助にはなってくれません。

いじめを受けている当事者がなにより欲しているもの、それは居場所であり、自分を丸ごと受け止めてくれる温かな存在です。学校でそれまであった居場所が失われつつあり、それまで受け入れてくれていた仲間も失いつつある……。そんな現状を考えれば、その喪失感を補ってあげないことには、心が満たされません。


子どもの気持ちを否定しない習慣がいざというとき役に立つ

もはや対岸の火事ではないいじめ。親はある日子供が泣いて帰ってきたときに慌てないためにも、普段から子供の気持ちを受け止めることを習慣にしていきましょう。

親として今一度理解しておきたいのは、“気持ち”というのは、その子の所有物だということです。その子がそう感じているのはまぎれもない事実なので、「そんなことないよ」「気のせいよ」などと周りが否定するのは厳禁です。途端に、「ママは分かってくれない」となってしまいます。

どんな気持ちであっても、「そうなんだね」「ママ分かったよ」「ありがとね、話してくれて」とまず気持ちへの理解を示してあげることが大切です。それにより、子供は、「ママは何でも聞いてくれる」「気持ちを分かってくれる」と感じてくれます。このような関係が日々キープできていれば、いざというときも子供はまずママに話そうと思えるのです。

初めのSOSは、まだいじめには発展していない段階の小さな出来事かもしれません。でも、どんなことでも子供が不快に感じているのは事実なのだと受け止め、軽くあしらったり、何でも励まして済ましたりせず、まずはがっちりと受け止めてあげることが肝心です。


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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。