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新定番のインナーダウンで賢くおしゃれな着こなし(2ページ目)

インナーダウンの着こなし、選び方、人気ブランド別のオススメをご紹介します。ユニクロ、モンベル、ザ・ノース・フェイスなど、デザイン性も機能性も満足できるアイテムばかり。防寒もおしゃれも諦めたくない、賢くおしゃれをしたい方に「インナーダウン」は冬の新定番になるはず!

遠藤 友香

執筆者:遠藤 友香

レディースファッションガイド

ブランド別・インナーダウンのアイテム例

前ページでは、インナーダウンの着こなしと選び方をご紹介しました。

次に、思わず今冬ヘビロテしたくなる、コートのインナーとしてのデザインに長けた機能的インナーダウンをブランド別に集めました。

まずは人気の火付け役である「UNIQLO(ユニクロ)」のウルトラライトダウンと、こだわり派に定評のある「mont-bell(モンベル)」、「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」をピックアップします。

普段のコーディネートから、お仕事でのキレイめスタイルまで、幅広いシーンで大活躍すること間違いなしです! 早速、各ブランドのインナーダウンを比較して、ご自身に合ったインナーダウンを探してみては?

ユニクロは、プチプラかつバリエ豊富


UNIQLO

ノーカラー・ベストタイプ。ウルトラライトダウンコンパクトベスト 5,389円(税込)/UNIQLO(ユニクロ)

まず欲しいのは、ノーカラーのベストタイプ。どんなタイプのアウターとも相性抜群で、1枚持っていると重宝します。丸首タイプは、今年流行のタートルネックと合わせてもスタイリッシュに決まります。

ユニクロならではの軽くてコンパクトな仕上がりな上、袖なしなので、どんなコートやジャケットに重ねても着膨れせず、腕元がごわつきません。

まさにインナーダウンブームのさきがけとして毎年ヒットしているアイテムなだけあり、今季からは帯電防止加工を施し、着脱時の静電気が気にならないようにアップデートされています。襟ぐりや裾に入れた切り替えや大きめにしたボタン、ラバー調のマットな質感など、デザイン性が大幅にアップされたのにも注目。水をはじく耐久撥水加工もプラスされ、雨や雪の日のちょっとしたアウターとしてもオススメです。

UNIQLO

ノーカラー・長袖タイプ。ウルトラライトダウンコンパクトジャケット 5,389円(税込)/UNIQLO(ユニクロ)

上記のベストの長袖バージョン。襟のないパイピング仕様だから、シャツなどとの相性もよく、カーディガンを羽織るように自在に着こなせます。長袖なのに152gという軽量化により、コートやジャケットの中に着ても着膨れしないので、ベストタイプでは防ぎきれない寒さの日も快適に過ごせます。

機能面では、長袖のインナーダウンで気になりがちな静電気対策もバッチリ。帯電防止加工を施し、着脱時の静電気が気にならないようにアップデートされています。


UNIQLO

ハイネック・キルティング・ベストタイプ。ウルトラライトダウンキルトベスト 5,389円(税込)/UNIQLO(ユニクロ)

新作のダイヤステッチが採用された、キルティングベストタイプ。しかも、ウエスト部分のダイヤが一番小さく、そこから上下に少しずつダイヤを大きくすることで、ウエストまわりがすっきり見える視覚効果を演出しています。

襟は高めでぴったりフィットし、ハイネックブームの今季ならでは。もちろん、すきま風も防ぐので、マフラーいらずです。アームホールの補強は細めのテープを使い、細かな箇所まで女性らしく見せる工夫が取り入れられています。

また、今季から水をはじいて雨や雪にも負けないダウンへと進化しており、よりオン・オフで活躍してくれること請け合い。


モンベルはおしゃれ感も機能面も◎

次は、「モンベル」のインナーダウンです。モンベルは、オーロラ観測にも使われるという、日本生まれの本格アウトドアブランド。

mont-bell

スペリオダウン ラウンドネックベスト 9,288円(税込)/ mont-bell(モンベル)

光沢を抑えたしなやかな生地なので、チェスターコートなどの都会的なファッションにもマッチ。その生地感やキルティング・ステッチの美しさは、より見せるインナーダウンを意識しているように感じます。

薄手のシルエットで丸首のベストタイプなので、スリムなアウターの下に着てもキツキツにならず、インナーとして汎用性も高いデザイン。フロントはスナップボタン仕様なのでごわつきにくいのも特徴。

ダウン部分は、軽さとあたたかさをあわせ持つ、超高品質な800フィルパワー・EXグースダウンを使用していて、アウトドアブランドならではの安心感も◎。


ザ・ノース・フェイスは、本格アウトドアならではの防寒性

続いては、クライマーから絶大な支持を得つつ、バッグやアウターなどは「山ガール系ファッション」としても人気の、男女問わず愛されるノース・フェイスのインナーダウンをピックアップ!


THE NORTH FACE

サンダーフーディ 3万2,400円(税込)/THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)

オシャレ度をキープしながら、しっかりとスペックもキープしたい方はこちら。

ハイネックフーディタイプなので、今季トレンドのチェスターコートと合わせると襟足からのぞくフードが、スタイリッシュかつキュートに決まるデザイン。首元はマフラーいらずで、登山系ブランドならではなのはその素材。ダウンと化繊綿を融合させた、フード付きのハイブリッドダウンジャケットで、アウターとしてアウトドアシーンでも着られる頼りになる1枚です。


分析! アウトドアから、街のおしゃれに進化した背景とは?

このように今季注目のアイテムとなったインナーダウンですが、ご存知のとおり、もともとはアウトドアの定番アイテムでした。

2013年秋冬に、超薄手のダウン自体はさまざまなショップで発売されていたのですが、当時はおしゃれ着として「インナーダウン」を着る、という概念は浸透していませんでした。

その後、ウルトラライトダウンをヒットさせたユニクロが2014年ごろから、「薄手ダウンをコートのインナーにする」という着こなし提案をし、各ブランドのアイテムもファッショントレンドとして認知されるようになったように思います。

それが、スポーツミックスの流れにより、さらに街のおしゃれとして進化しつつあります。

本来はインナーなので、無駄な装飾は排除したすっきりとしたデザインとなっていますが、今季はベスト・カーディガン・ノーカラー・ハイネック・フード付きなど、様々なタイプが登場しています。こっそり隠して着るだけでなく、チラ見せして着るというのも、ここ最近の傾向といえるでしょう。

とくに昨年から今年にかけて、コーディガンやチェスターコートなどの薄手かつ前開きで着るコートが流行しています。2015年の1~2月にとてもチェスター1枚では寒さをしのげない!と思った女性たちが、中にインナーダウンを着れば、着膨れせずにあたたかく快適に冬を過ごせると気づき始めたのも、今年の流行へとつながっているのではないでしょうか。

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【取材協力】
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UNIQLO(ユニクロ)
mont-bell(モンベル)
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
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