ブランド別・インナーダウンのアイテム例
前ページでは、インナーダウンの着こなしと選び方をご紹介しました。次に、思わず今冬ヘビロテしたくなる、コートのインナーとしてのデザインに長けた機能的インナーダウンをブランド別に集めました。
まずは人気の火付け役である「UNIQLO(ユニクロ)」のウルトラライトダウンと、こだわり派に定評のある「mont-bell(モンベル)」、「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」をピックアップします。
普段のコーディネートから、お仕事でのキレイめスタイルまで、幅広いシーンで大活躍すること間違いなしです! 早速、各ブランドのインナーダウンを比較して、ご自身に合ったインナーダウンを探してみては?
ユニクロは、プチプラかつバリエ豊富
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ノーカラー・ベストタイプ。ウルトラライトダウンコンパクトベスト 5,389円(税込)/UNIQLO(ユニクロ)
ユニクロならではの軽くてコンパクトな仕上がりな上、袖なしなので、どんなコートやジャケットに重ねても着膨れせず、腕元がごわつきません。
まさにインナーダウンブームのさきがけとして毎年ヒットしているアイテムなだけあり、今季からは帯電防止加工を施し、着脱時の静電気が気にならないようにアップデートされています。襟ぐりや裾に入れた切り替えや大きめにしたボタン、ラバー調のマットな質感など、デザイン性が大幅にアップされたのにも注目。水をはじく耐久撥水加工もプラスされ、雨や雪の日のちょっとしたアウターとしてもオススメです。
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ノーカラー・長袖タイプ。ウルトラライトダウンコンパクトジャケット 5,389円(税込)/UNIQLO(ユニクロ)
機能面では、長袖のインナーダウンで気になりがちな静電気対策もバッチリ。帯電防止加工を施し、着脱時の静電気が気にならないようにアップデートされています。
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ハイネック・キルティング・ベストタイプ。ウルトラライトダウンキルトベスト 5,389円(税込)/UNIQLO(ユニクロ)
襟は高めでぴったりフィットし、ハイネックブームの今季ならでは。もちろん、すきま風も防ぐので、マフラーいらずです。アームホールの補強は細めのテープを使い、細かな箇所まで女性らしく見せる工夫が取り入れられています。
また、今季から水をはじいて雨や雪にも負けないダウンへと進化しており、よりオン・オフで活躍してくれること請け合い。
モンベルはおしゃれ感も機能面も◎
次は、「モンベル」のインナーダウンです。モンベルは、オーロラ観測にも使われるという、日本生まれの本格アウトドアブランド。
スペリオダウン ラウンドネックベスト 9,288円(税込)/ mont-bell(モンベル)
薄手のシルエットで丸首のベストタイプなので、スリムなアウターの下に着てもキツキツにならず、インナーとして汎用性も高いデザイン。フロントはスナップボタン仕様なのでごわつきにくいのも特徴。
ダウン部分は、軽さとあたたかさをあわせ持つ、超高品質な800フィルパワー・EXグースダウンを使用していて、アウトドアブランドならではの安心感も◎。
ザ・ノース・フェイスは、本格アウトドアならではの防寒性
続いては、クライマーから絶大な支持を得つつ、バッグやアウターなどは「山ガール系ファッション」としても人気の、男女問わず愛されるノース・フェイスのインナーダウンをピックアップ!
サンダーフーディ 3万2,400円(税込)/THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
ハイネックフーディタイプなので、今季トレンドのチェスターコートと合わせると襟足からのぞくフードが、スタイリッシュかつキュートに決まるデザイン。首元はマフラーいらずで、登山系ブランドならではなのはその素材。ダウンと化繊綿を融合させた、フード付きのハイブリッドダウンジャケットで、アウターとしてアウトドアシーンでも着られる頼りになる1枚です。
分析! アウトドアから、街のおしゃれに進化した背景とは?
このように今季注目のアイテムとなったインナーダウンですが、ご存知のとおり、もともとはアウトドアの定番アイテムでした。2013年秋冬に、超薄手のダウン自体はさまざまなショップで発売されていたのですが、当時はおしゃれ着として「インナーダウン」を着る、という概念は浸透していませんでした。
その後、ウルトラライトダウンをヒットさせたユニクロが2014年ごろから、「薄手ダウンをコートのインナーにする」という着こなし提案をし、各ブランドのアイテムもファッショントレンドとして認知されるようになったように思います。
それが、スポーツミックスの流れにより、さらに街のおしゃれとして進化しつつあります。
本来はインナーなので、無駄な装飾は排除したすっきりとしたデザインとなっていますが、今季はベスト・カーディガン・ノーカラー・ハイネック・フード付きなど、様々なタイプが登場しています。こっそり隠して着るだけでなく、チラ見せして着るというのも、ここ最近の傾向といえるでしょう。
とくに昨年から今年にかけて、コーディガンやチェスターコートなどの薄手かつ前開きで着るコートが流行しています。2015年の1~2月にとてもチェスター1枚では寒さをしのげない!と思った女性たちが、中にインナーダウンを着れば、着膨れせずにあたたかく快適に冬を過ごせると気づき始めたのも、今年の流行へとつながっているのではないでしょうか。
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【取材協力】
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UNIQLO(ユニクロ)
mont-bell(モンベル)
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
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