熱帯魚/熱帯魚入門・用語辞典

全換水後、魚の調子が悪くなった。

6年間飼っているティラピア・ブティコフェリーの水槽を全量換水したら、エサを食べなくなってしまった。どう対処すれば、良いのだろうか?

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

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全量換水後、魚の調子が悪くなってしまった。


Q.ティラピア・ブティコフェリィを5年間かっています。

9日前に全量換水をしたら、その後、全くエサを食べなくなりました。現在のペーハーはpH7.5。水換えの前はpH5.0でした。このまま放置しておくと、死んでしまわないかと心配です。どうすれば良いでしょうか?


水換え
換水量は、水量全体の1/3~1/2程度に留めておきましょう。それ以上の交換は、飼育魚へ重大なダメージを与えてしまう可能性があります。
A.典型的なペーハーショックです。質問の内容からも、それが原因だと分かっているようですね。ペーハーがpH5.0からpH7.5まで急激に上がれば、魚がダメージを受けるのは当然です。

もしくは、換水の際にろ過器や底床などを弄ってしまい、ろ過バクテリアにダメージを与えたことで水質の悪化をまねいるのかも知れません。とは言え、全量飼育水を交換してしまえば、それだけでろ過バクテリアに大きなダメージを与えてしまいますが。

特に普段余り換水をしていない様な水槽では、水道水とのペーハー値の差が大きいものとなってしまいます。今回の状況が、それに当てはまるかは分かりませんが。

日常の管理として、全量換水は基本的に行ってはいけません。

魚にダメージを与えてしまったのであれば、静観するしかありません。もし、水質の悪化が見られるようであれば、その対策を。また嗜好性の高いエサを与えるてみるのも、1つの対策かもしれません。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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