この冬季うつ病は季節性感情障害の一種で、ある特定の季節のみ、うつ病に似た症状が出てしまう脳機能障害のひとつです。女性に多く、有病率はそこそこあるものの、病院にかかる割合は少ないのが現状。この季節、誰にでも起こりうる「冬季うつ病」ですが、まだ世の中ではあまり認識されていないので、きちんと知識を得て予防と対策を行っていくことが大切です。
冬季うつ病の原因とは?
だるさや疲れが抜けず、やる気も起きないなんていうことありませんか?
ちなみに、スウェーデンやフィンランドなどの高緯度地方では冬季の日照時間短縮に伴って、季節性感情障害の発症が認められています。
冬季うつ病特有の症状とは?
脂質や糖質の高いものに対する欲求が強まっていませんか?
2つ目は意欲の低下。活動量が減り、最悪の場合登校拒否や社会的引きこもりになってしまうケースもあるのです。人と会話できない状態になったり、集中力が低下して仕事などの生産性が落ちたりといったこともあり、決して軽視できません。
3つ目は強い眠気。眠気が強く長時間寝ている場合でも、実は深い眠りを示す徐波睡眠の出現は少なく、質の良い眠りは得られていません。ダラダラ横になっている時間が多くなってしまうので、また夜間の快眠が妨げられるという、不眠スパイラルの悪循環に陥ることに。
冬季うつ病の対策
朝は明るい光のものでストレッチをしましょう!
また、セロトニンの原料となるトリプトファンの摂取も併せて重要なポイントです。体のリズムを乱さないようにするためにも、起床後1時間以内にトリプトファンを含む乳製品や卵、大豆製品、肉、魚などのタンパク質を食べるようにしてくださいね。
冬はクリスマスや年末年始など、たくさんの人と笑顔をシェアするイベントごとが盛りだくさんです。楽しい冬を過ごすためにも、規則正しい生活リズムを基本に、たっぷり光を浴びることと3食きちんとご飯を食べることをぜひ心掛けましょう!
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