大ヒットしたヤマハMTシリーズの末弟 MT-25

mt-25フロントビュー

mt-25フロントビュー


発売と同時に大ヒットしたヤマハのMT-09、MT-07の末弟として2015年10月10日より発売されたのがMT-25(正しい読み方はエムティーツーファイブ)です。大都会のチーターをイメージしたという同車は先に発売されたスポーツモデル・YZF-R25をベースにストリートファイター系に仕上げられた車輌です。

ヤマハは中長期的な経営戦略として一つの車輌を軸にしてバリエーションモデルを展開することを掲げているため、戦略意図にそった車輌の一つと言えます。主要諸元を見てみても、異なるのは車体のサイズと車輌重量のみで他の数値は変わりません。

しかし、フレームや足回り、エンジンといったバイクのメインといえるパーツが共通だったとしても運転してみたらポジションが違うことによって大きく操舵の感覚が違うことはあります。

MT-25はYZF-R25がセパレートハンドルを採用しているのに対してバーハンドルを採用し、ハンドル位置がYZF-R25との比較で手前に19mm、39mm高く設定されています。

数値だけ見れば小さな変更ではないように感じますが、はたしてYZF-R25との違いをどの程度感じることが出来るのか?今回も一週間都内の通勤で試乗してMT-25の試乗インプレッションをお届けします。

まずはMT-25の装備をチェック

mt-25 サイドビュー

mt-25 サイドビュー


MT-25は前述したとおりYZF-R25をベース車輌としているためかなりの部分が共通となっています。エンジンはもちろんのこと、ギアやフレーム、前後のブレーキ周りやサスペンション関係など車体の動きを決める大部分は共通です。

大きく異なるのはハンドルポジションとデザイン面です。前述したようにハンドルポジションはYZF-R25比で手前に19mm、39mm高く設定されています。後述しますが、ポジションが違うとバイクの操舵感覚が大きく変わってしまうのだから面白いものです。

デザイン面ではYZF-R25に装着されているカウル類はほとんどはぎとられたイメージです。ネイキッドバイクの中でもスポーツバイクのカウルをはぎとってバーハンドルを採用したイメージのバイクはストリートファイター系と呼ばれることが多いジャンルと言えます。

カウル類で言えば唯一アンダーカウルは採用されています。ただしアンダーカウルは新設計でYZF-R25で採用されているものではありません。

ヘッドライトは一灯の異型が採用されており、デザインはMTシリーズに共通するものを感じさせますが、ヘッドライト左右にはLEDのポジションランプが設けられています。まさに獣の目を連想させるこのポジションライトは大都会のチーターというメーカーのコンセプトを感じさせるデザインですが、好みが分かれそうなデザインともいえます。

また二人乗りする際にパッセンジャーがつかむための左右別体式アシストグリップが採用されています。アルミで製作されたグリップは高級感とつかみやすさを両立していますが、なぜかラバーマウントを採用しているためにグニグニと動きます。

なぜラバーマウントを採用したのかヤマハの意図はわかりませんが、個人的にはアシストグリップはしっかりと固定されていた方が安心の印象があります。

それでは実際にMT-25の街中での試乗レポートをお届けします。