しかしながら、iPhone 6s/6s Plusを購入したものの、3D Touchを使ったことがない、またはうまく活用できていないという人も多いのでしょうか。そこでここでは、3D Touchの活用方法を紹介していきたいと思います。
3D Touchの基本は「Peek」と「Pop」
3D Touchの基本的な操作方法が「Peek」と「Pop」です。これはメールの内容や、Webサイトのリンク先をちょっと“のぞき見”できる機能です。具体的な例を挙げて説明しましょう。例えば、Safariで表示したページ内にあるリンク先の内容が気になるので、ちょっとチェックしたいと思った場合。そんな時にはまず、確認したいリンクの部分を少し強く押し込んで、そのままホールドします(この操作がPeekになる)。
するとリンク先内容のプレビューが画面上に表示されるので、内容を確認して満足した場合はそのまま指を離すと元の画面に戻ります。
リンク先の内容をもっと見たいと思った時は、Peek状態のままさらに画面を強く押し込むと(この操作がPopになる)、リンク先に遷移してより詳しい内容をチェックできます。
PeekとPopは「メール」や「写真」などにも対応しており、素早く情報をチェックしたい時に役立つツールとなるでしょう。
特定の機能を素早く呼び出す「クイックアクション」
もう1つの基本操作となるのが「クイックアクション」です。これは、ホーム画面上でアプリのアイコンを押し込むと、メニューが表示されてアプリ内の特定の機能にアクセスしやすくなるもの。例えば「カメラ」のアイコンを押し込むと、メニューから動画の撮影やセルフィー(自撮り)が直接呼び出せるようになります。クイックアクションは「カメラ」をはじめ、多くの標準搭載アプリが対応しているほか、「Instagram」「Twitter」など標準以外のアプリも対応が進められているようです。また「電話」「メッセージ」でクイックアクションを用いると、よく連絡する相手を素早く呼び出せるので覚えておくと何かと役立ちます。
文字入力時やマップなどでの便利機能
こうした基本的な操作以外にも、3D Touchを使った操作はいくつか用意されています。中でも特に便利だと感じるのが、文字入力時のカーソル移動です。具体的には、文字入力の最中にキーボード部分の適当な場所を押し込み、そのまま指を動かします。するとパソコンのタッチパッド感覚で、カーソルの位置を自由に移動できるのです。キーボード部分から指を動かす必要なくカーソルを移動できるので、非常に便利です。
また「マップ」でも、3D Touchを使った便利な操作が用意されています。通常、地図上の詳細な情報を知りたい場合は、一度“ピン”を置く必要があります。ですが3D Touchを用いれば、知りたい場所のアイコンを押し込むだけで、詳細な情報を確認するためのメニューが現れるので、ピンを立てる必要がなくなるのです。
ちなみに、iPhone 6s/6s Plusの新機能でもある、写真と一緒に前後の動画も記録される「Live Photo」を再生する際の操作にも3D Touchが用いられており、写真を押し込んでいる間だけ、動画が再生される仕組みとなっているので覚えておくといいでしょう。
3D Touchの操作がうまくできない場合は?
一度使い慣れてしまえば非常に便利な3D Touchですが、色々な人が試している様子を見ると、ディスプレイを“押し込む”という操作に馴染めず、うまく操作できない人もちらほら見られるようです。どうしても3D Touchが操作しづらいと感じた場合は、押し込む力の強さを3段階に調節することも可能です。具体的には、「設定」から「アクセシビリティ」、「3D Touch」と選ぶことで、調節が可能になります。
【関連リンク】
iPhone 6s - Apple(日本)