地元といえば、中嶋一貴に注目!

母国凱旋レースとなるのは「トヨタ」だけではありません。チャンピオンナンバー「1」をつける「TS040-Hybrid」を駆る唯一の日本人ドライバー、中嶋一貴の芸術的な走りを楽しめるのも富士6時間耐久レースの大きな魅力です。

中嶋一貴はF1参戦を経て、国内の「フォーミュラニッポン(スーパーフォーミュラ)」「SUPER GT」に参戦。今季は「スーパーフォーミュラ」には参戦するものの、「SUPER GT」はお休みして、世界チャンピオン獲得のために「WEC」にフル参戦しました。しかし、今季は第2戦スパ6時間で雨の中、他車と接触し大クラッシュ。脊椎の一部を損傷する大怪我を負いました。しかし、そのレースを棄権したのみで、その後はル・マン24時間レースを含めて出場。直近の第5戦アメリカ6時間で今季最高位の4位を獲得しています。

中嶋一貴というと、父の中嶋悟と共に親子二代続けてのF1ドライバーということでお馴染みですが、実は耐久レースでも二代続けて世界選手権のドライバーです。ホンダのイメージが強い中嶋悟ですが、1985年、86年とトムス・トヨタからグループCカーで富士のWECを戦っています。

父も成し得なかった世界選手権のワールドチャンピオン獲得、ル・マン24時間レースの優勝は、日本人で最もクレバーなドライバーである中嶋一貴なら近い将来成し遂げてくれそうな気がします。数多くのWECドライバーの中で、やはり日本人の中嶋一貴は最大の応援対象となるでしょう。

俳優のパトリック・デンプシーも参戦

エントリー台数30台以上、150人近くのドライバーが戦う「富士6時間耐久レース」の注目ドライバーは数多く居ますが、変わり種と言えるのが、映画俳優のパトリック・デンプシーです。

パトリック・デンプシー

俳優でありレーサーのパトリック・デンプシー 【写真:FIA WEC】


映画『近距離恋愛』やドラマ『グレイズ・アナトミー』などの代表作を持つハリウッド俳優であるパトリック・デンプシーは2009年からル・マン24時間レースに出場。近年では珍しい俳優兼レーサーとして、耐久レースに飽くなき挑戦を続けています。今や俳優業よりもレーサーの方が最優先という感じでしょうか?今季はアマチュアレーサー向けのGTクラス「LMGTE Am」にポルシェでフル参戦。6月に開催されたル・マン24時間レースではクラス2位表彰台を獲得しています。すでにアマチュアの枠を超えた経験とスピードを持つパトリック・デンプシーも富士6時間耐久レースで注目すべき選手の一人でしょう。

WEC

FIA 世界耐久選手権 【写真:FIA WEC】


とにかく、切り口はいっぱいのWEC(世界耐久選手権)。3連休は肩肘張らずに長丁場の耐久レースを楽しんでみるのも良いかもしれませんね。

【関連リンク】
FIA世界耐久選手権「富士6時間耐久レース」公式サイト

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