長期金利の低下で冬のキャンペーンは期待薄?
秋のキャンペーン金利をさっそくチェック!
夏のボーナスキャンペーン(特別金利)が終わると、例年だと預貯金金利への注目が減少するのですが、今年に限って?は注目した方がよいかもしれません。ソニー銀行が10月1日より「秋の円定期キャンペーン(11月30日まで)」を始めたからです。早速、その内容をご紹介しましょう。
同期間の円定期預金の6ヵ月物、1年物の金利は0.20%になるうえ、対象期間中に円定期預金(積立定期預金を含む)の増加額が100万円以上かつ、判定日時(11月30日午後11時59分)において満20歳以上の日本国内に住んでいる方に、抽選で100名に年末ジャンボ宝くじをプレゼントすることになっています。
金利に関しては10月4日まで夏のキャンペーン(特別金利)を行っている住信SBIネット銀行と変わることがありませんが、秋にキャンペーンを行ったことが次回以降、あるいは他の銀行に波及するかもをしれないことを期待させるのです。
他の好金利銀行もチェック
好金利を提示している他の銀行の金利もご紹介しておきましょう。中京銀行の「なごやめし支店」でも10月1日から12月30日まで大盛なごやめし定期の金利優遇キャンペーンを行っています。金利は1年物で0.39%です。
秋のキャンペーン金利を提示しているのは、中京銀行のなごやめし支店だけですが、1年物金利0.40%を提示しているカルテット、荘内銀行の「わたしの支店」、トマト銀行の「ももたろう支店」、香川銀行の「セルフうどん支店」、愛媛銀行の「四国八十八ヵ所支店」に高知銀行の「よさこいおきゃく支店」が加わりました。
同行の「よさこいおきゃく定期」は1年物で金利0.40%、預入金額は1人100万円までとなっています。カルテットから「クインテット」になったことになります。鳥取銀行の「とっとり砂丘大山支店」にも1年物で0.40%の金利を提示している「大山定期」があるのですが、1口当たり最低が500万円以上とハードルが高いため外しています。
好金利=インターネット銀行という図式から、好金利=地方銀行のインターネット支店という図式に変わっていますが、インターネット銀行の金利は残念ながら1年物で0.25%超を提示している銀行はありませんでした。
唯一、オリックス銀行の「ダイレクト金銭信託」が、2015年2月、5月、9月に信託した商品が1年物で0.50%の金利が提示されていました。ただし、募集は随時であることから、頻繁にオリックス銀行のHPをチェックする必要があります。
少しでも高い金利を期待したいところですが、長期金利が上昇するなど金利環境が変わらない限り預貯金金利は変わりそうにありません。