レクサスLXならではの魅力とは?
さらに、レクサスLXは「レクサス クライメイト コンシェルジュ」を搭載し、オートエアコンをはじめ、ステアリングヒーター、運転席、助手席、セカンドシートのシートヒーター・シートベンチレーションを一括して連動・作動させる「クライメイトコンシェルジュスイッチ」を世界初搭載するなど、装備面で差を付けることで1100万円という価格に見合うように図られている。
レクサスLXならではのパワフルな走りほか、高い静粛性、乗り心地などが期待できるが、ランクルとの差額約420万円の価値があるかは、各人の価値観にもよるが判断は正直難しいところ。
海外勢に目をやると1000万円超のSUVでは、メルセデス・ベンツのGLクラス、Gクラス、ポルシェ・カイエン、BMW X5/X6、レンジローバーなどがある。
こうしたライバルと比べると、パワー面ではまだ不利だが、安全や快適装備では上回っている点も数多く、輸入高級SUVと十分に肩を並べている、といえるだろう。結局のところ、この大型SUVというクラスだけではないが、ブランド力でどれだけ対抗できるか、それが日本におけるレクサスLXの成否を分けそうだ。