オークションサイトを通さない取引はしない
直接連絡がきても、応じてはいけない。必ずオークションサイトを通した取引をしよう 画像はモバオクより
どのオークションサイトでも補償を設けていますが、その条件としてはサイトで落札をしていることが挙げられます。いくら過去に取引があったとしても、サイトを通さずトラブルになっているモノに関してはノータッチ。そのため、泣き寝入りを余儀なくされてしまうのです。
直接取引詐欺に関しては「直接取引は危険!繰り上げ落札詐欺に注意!」の記事をご覧ください。
万が一詐欺にあったら補償制度を利用する
それでも、万が一詐欺にあった場合には、オークションサイトの補償を利用してみましょう。以下が概要です。■ヤフオク! の「未着トラブルお見舞い制度」
使えるのは年に1回ですが、被害相当額の100%を補償してくれます。補償額は最高50万円まで。ただし、現金ではなくTポイントで戻ってきます。申請にあたっては相手とのやりとりや警察への届けなどが必要になります。また、支払い方法がYahoo!かんたん決済であること、そして落札物が有形であることなど条件があります。
詳しくは「ユーザーに朗報!未着トラブルお見舞い制度ができた」の記事にて。
■モバオクの3つの補償
モバオクの場合、タイプ別に3つの補償があります。まずはモバペイ補償です。「モバペイ」というのはモバオク独自の決済方法で、ヤフオク! でいうところのYahoo!かんたん決済のようなもの。この制度を利用するには、モバペイを使っていることが大前提で、5,000円以下の取引に限ります。それ以上の場合には、配送会社の補償ということになります。
2つ目は、代引受取拒否補償です。商品を代引で送る場合には、先に送料と代金引換料(260円)を支払うことになるので、もし相手が受け取らなかった場合、その分を負担することになってしまいます。これに対して、モバオクが補償をしてくれます。ただし、落札金額は3,000円以上で、郵便局を利用していることなどの条件があります。
3つ目は、ストア取引補償です。出品者がストアで、落札価格が2,000円以上の場合に使えます。落札価格+振込手数料が補償され、上限は10万円です。送料は補償されないので、その点は注意が必要です。
■楽オクの「あんしん補償サービス」
楽オクのあんしん補償サービスは、通常配送の場合は10万円まで、匿名配送の場合は30万円までを補償してくれます。補償申請をするには、相手とのやり取りがわかるものや警察への被害届などが必要になります。
このように各オークションサイトには独自の補償サービスがあるので安心ではあるのですが、色々な審査があったり、手続きが大変だったりもします。一番いいのは、トラブルや詐欺にあわないこと。事前にしっかりチェックをして、気持ちのいい取引をしたいものです。
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