うなぎ創作料理の新しいお店「鰻樹 -manju-」

こちらの店主鈴木さんは、鰻問屋を経験した後、埼玉県松伏の「川昌本店」で修業後、独立して2015年8月に埼玉県吉川に「うなぎ創作 鰻樹 -manju-」を開店した。武蔵野線吉川駅からは徒歩1分、お店はビルの2階、ちょっと隠れ家的な雰囲気だ。店内はモダン和風の内装、カウンター3席テーブル4卓と小上がり席がある。鈴木さんは問屋の経験もあり、鰻に関しては知り尽くしている。出来る限り、お客様のお好みで美味しく召し上がって欲しいとのことだ。
「うなぎ創作 鰻樹 -manju-」店内と店主の鈴木さん

「うなぎ創作 鰻樹 -manju-」店内と店主の鈴木さん


二種類のタレで食べ比べ

さて、何をいただこうか?ここは鰻の創作料理のお店なのだから、ちょっと珍しいものをいただきたい。本日のおススメを見ると、「鰻串食べ比べ」1200円というのがある。ここでは二種類のタレを使い分けるのだそうだ。蒸した鰻には辛めのタレ、蒸さない鰻には甘めのタレを使用するのだそうだ。「鰻串食べ比べ」は鰻の短冊串焼き四種類が楽しめる。写真左から蒸さない鰻に甘めのタレ、白焼き、塩胡椒焼、蒸した鰻に辛めのタレ。塩胡椒が鰻の甘みとよく合うようだ、二種類のタレの違いが分かるメニューだ。何を頼むか迷ったら、店主に相談するのがよいだろう。お好みを伝えて、「鰻樹ワールド」を楽しむのもいいかもしれない。
本日のおすすめ「鰻串食べ比べ」

本日のおすすめ「鰻串食べ比べ」1200円


川昌本店直伝の「うなさし」が駅前で楽しめる

一品料理のメニューには定番の、うまき・うざくはもちろんあるのだが、うなぎの天婦羅一本揚げ、うなぎ南蛮、うなぎの西京焼、うなぎのタタキといった珍しいメニューもある。なかでも気になったのは「うなさし」、試行錯誤を重ね手間暇かけた川昌本店直伝の一品だ。フグのような薄造りで、そのまま食べても、しっとり歯ごたえのある食感で甘み旨味があるが、お好みでポン酢と醤油、ごま油塩の三種類のタレをちょっとつけていただいてもよいだろう。
川昌本店直伝の「うなさし」

川昌本店直伝の「うなさし」


クセになりそうな、うなぎの皮焼き

もうひとつ気になったのは「うなぎの皮焼き串」だ。鰻の串焼き専門店でも鰻の皮串をいただくことが出来るのだが、こちらの皮焼き串は他とはちょっと違う。「うなさし」を仕込む時に皮をひく(取る)ため、その時できた皮だけを串に巻いてタレ焼したものだ。これはちょっとクセになりそうだ。ヒレ焼とも違うコラーゲンのこってり感。鮭などの魚の皮が好きな人にはおススメだ。鮭の皮ほど厚みもなく柔らかくいただける。このあたりで、ビタミンC補給のため生レモンサワーにする。鰻にはビタミン類が豊富だが、唯一ビタミンCだけは含まれていない。ビタミンCを補うことで、鰻に豊富に含まれるコラーゲンの吸収を促進するのだそうだ。鰻は美容に良かったりするのだ。
クセになりそうな、「うなぎの皮焼き串」

クセになりそうな、「うなぎの皮焼き串」


裏メニューのうな重「通称:あぐり重」

蒸した蒲焼も好きだが、蒸さない蒲焼も好きだ。酒がすすむと呑兵衛は無茶なことを言ったりするものだ。「うな重を蒸した鰻と、蒸さない鰻で半分づつできますか?」と聞いてみると「出来ますよ」という。実はこういう頼み方をする人が他にもいるのだそうで、裏メニューとして通称「あぐり重」と言うらしい。お重の手前が蒸さない鰻、奥が蒸した鰻だ、両方楽しめるのは嬉しい。ご飯には甘めのタレをまぶし、蒸した鰻には辛めのタレ蒸さない鰻には甘めのタレがかかっている。蒸さない地焼のパリパリ感とジューシーな食感、辛めのタレの蒸した鰻と、甘めのタレをまぶしたご飯との相性も良い。「お好みで言ってくれれば、出来るものなら何でもつくるよ」というスタンスだそうで、なんだか深夜食堂の鰻バージョンのようだ。
裏メニューの蒸した蒲焼と蒸さない蒲焼が両方楽しめる通称あぐり重

裏メニューの蒸した蒲焼と蒸さない蒲焼が両方楽しめる通称あぐり重


■うなぎ創作 鰻樹 -manju-
住所:埼玉県吉川市木売2丁目9-7
Tel:048-940-5458
営業時間:11:30-14:00,17:00-22:00
定休日:木曜日
地図:Yahoo!地図情報
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