金運がいいとは、お金が貯まることじゃない!?
金運のいい人悪い人の違いとは
――風水的に見て「金運がいい」のは、どんな人なのでしょう?
Yuuさん 風水的には“お金が貯まる”ことを“金運がいい”とはいいません。というのは風水=風と水ですから、よどみなく流れるものを良しとします。溜まったものは次第によどんで悪いものに変質する(変わる)とされ、お金も目的を持たずケチケチ貯めているといずれは入ってくるものが少なくなってしまうと考えられています。ですから風水的に見て金運がいい人とは、使うべきところにはしっかり使い、貯めるお金はきちんと目的を持って運用する人。“お金をたくさん貯めている”と“金運がいい”はイコールではありません。いま手元にお金がたくさんなくても、お金は上手に流してあげることによって金運はさらにアップし、最終的にはお金持ちになれるのです。
――金運がよければ、必要以上に“貯める”ことを意識しなくても、お金持ちになれるということですか?
Yuuさん その通りです。たとえば、企業は業績がよければ設備投資を増やして、さらなる業績増を目指します。個人も同じで、将来の収入を増やそうと思ったら資格を取得するなど、自分への投資が必要になります。それにはお金がかかりますが、惜しんでいてはお金持ちへの道は拓けません。
適切に使えば、何倍にもなって返ってくる!
――先行きが不透明な時代だけに、少しでも貯めようとしている人は多いようですが……。Yuuさん 「住宅を購入したい」「子どもの教育費のため」というような、目的を持って貯めるのはいいことです。ただし、それも程度の問題です。貯めることが目的になってしまって、必要以上に支出をしぼるといろいろなところで無理が出てきます。たとえば、食費をあまりにも切り詰めると健康を害することにもなりかねません。病気になると仕事ができずに収入が減るばかりか、治療のためのお金も必要になります。結局、病気になるほど無理をして貯めたお金も、あっという間に無くなってしまうでしょう。風が流れる、水が流れる、そしてお金も流れる……。これが風水の考え方の神髄です。
――Yuuさんのご専門の住宅リフォームも、考え方としては同じということですね。
Yuuさん 住環境をよくすることは、金運をアップさせるための大きな要素です。というのは、心身ともに健康で仕事に打ち込めるために“家”は大きく影響するからです。たとえば窓を性能のいいものにしたり、壁の断熱性能を高めるといったリフォームをすると、結露などが起きなくなってカビの発生が抑えられます。お金はかかりますが、アレルギーなどの病気から自分や家族を守ることもできますし、光熱費を抑えることにもつながります。リフォーム工事をしてお金を使うことで、家族が快適に暮らしたり仕事や勉強に打ち込めるだけでなく、無理せず光熱費を節約することもできるのです。
風水とは、どの時代にも通じる暮らしやすい家づくりの知恵。上手に取り入れることで、幸せになれるのです。
★Yuuさんのインタビューは次回に続きます!
教えてくれたのは……
Yuuさん
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風水監修/村上瑞祥
HP:家相・風水リフォーム Q&A
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取材・文/鈴木弥生