家相と風水はどう違う?

風水と金運の関係

風水と金運の関係

風水を占いの一種と思っている人も多いのではないでしょうか? 実は中国4000年の歴史をベースにした、統計学の一種なのです。まずは、All Aboutのリフォームガイドで風水に詳しい一級建築士のYuuさんに基本のキから教えていただきましょう。

――“お金が貯まる”“お金持ちになれる”といわれることから、風水や家相を意識する人も多いようです。そもそも、風水と家相はどう違うのでしょう?

Yuuさん 家相と風水は似ているように思われがちですが、目的も成り立ちも異なります。簡単にいうと、家相は文字通り“家の相”。手相や顔相と同様に、家の形や間取りから運気を見ていきます。それに対して風水はそもそも土地選びから始まった学問で、後代になって部屋の使い方やインテリア、小物の置き方なども考えるようになりました。共通しているのは、中国の道教に由来する「仙道五術」が根幹にあることです。

――「仙道五術」とは、どんな考え方なのですか?

Yuuさん
 道教は不老不死で、さまざまな神通力を持つ存在=仙人なることが最終目標。では、そのためにはどうしたらいいのかを説いたのが仙道五術で、「山」「医」「命」「卜(ぼく)」「相」の5つの分野に分かれています。風水は「卜」の風水地理学、家相は「相」の家相が元になっていて、家相や風水はいずれも仙人になるための水利、地利、天利といった住環境を選ぶ教えだったのです。

風水は「占い」じゃない!

――占いとは違うということですか?

Yuuさん 道教の教えをはじめ、中医学、漢方、鍼灸、四柱推命など、東洋思想のほとんどすべては「陰陽五行説」に基づいて成り立っています。世の中の森羅万象は「陰」「陽」の二極のバランスの上に成り立っていて、世の中のすべてのものは「木」「火」「土」「金」「水」の五元素からできているという考えは同じです。しかし占いは持って生まれた命運や宿命、吉凶を判断するもので、風水は土地選びから始まったいわば不動産情報。“これをしてはいけない”“こうしなくてはいけない”という禁忌ではなく、“こうすれば住みやすかった”という事例を積み重ねた統計学のようなもの。さらにいうと、時代の進化に合わせて変化していくことで、人々の生活の中に根付いてきたのです。

――風水を取り入れると暮らしやすくなるということですか?

Yuuさん
 仙人の修行に向いた住環境を選ぶことに始まった風水ですが、現実的には仙人になれるはずはありません。そこで次第に、仙人にはなれないけれど心身ともに健康で幸せに暮らしたいという庶民の願いを込めて経験を集積し、さまざまな解釈で発展してきたのが現在の風水です。時代が移り、地域が異なれば具体的な取り入れ方が変わっていくのは当然です。しかし根底にある、暮らしやすい家づくり、家族が幸せになれるようにという思いは同じです。そういう知恵を取り入れることは、元気で幸せに過ごすために役立つと思っています。

★Yuuさんのインタビューは次回に続きます!

教えてくれたのは……
Yuuさん

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All Aboutリフォームガイド。一級建築士事務所 Office Yuu代表。住宅リフォームコンサルタント。未来の暮らしを創造する「リライフのリフォーム」を提唱し、家相・風水にも詳しい。新聞・雑誌・書籍などの執筆活動のほか、講演も多数こなし、本当に満足するリフォーム実現のためのトータルなアドバイスを行う。

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風水監修/村上瑞祥
HP:家相・風水リフォーム Q&A

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取材・文/鈴木弥生

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