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外国人にも大人気!「江戸東京博物館」5つの見所(3ページ目)

2015年春にリニューアルオープンした両国・江戸東京博物館の常設展示室。空間を有意義にいかした広大なスペースで約2000点もの展示物を見られるとあって、外国人観光客も詰めかけている人気スポットです。その見所を取材しました。

藤丸 由華

執筆者:藤丸 由華

東京ガイド

【見所3】鹿鳴館、凌雲閣……幻の建物が今蘇る

鹿鳴館のジオラマ

歩いていると足元に現れる、『鹿鳴館』のジオラマ

明治時代、“欧米並みの社交場”として設けられた『鹿鳴館』や、浅草にあった12階建ての展望台『凌雲閣』。教科書や小説によく出てくるけれど、リアルに触れることがもうない幻の建築物も、緻密なジオラマで蘇っています。「鹿鳴館の庭ってこんなに広かったんだ」「凌雲閣って今で言う東京スカイツリーなのね」など、時を超えて身近に感じられる展示です。


【見所4】ベストショットを撮ろう!乗って・触って・担げる展示

昔の乗り物の体験展示

テンションが上がる人気のスポット。来館の記念にとっておきの一枚を!

江戸博の常設展示室はなんと撮影可(フラッシュの可・不可は展示による)。展示物の前で記念写真を撮ることができるのはもちろん、大名の駕籠や人力車、驚くほど前輪が大きな明治時代の自転車など、本でしか見たことのないような昔の乗り物に実際に乗って撮影もでき、これが大人気です。

担げる『肥桶』の体験型展示

担げる『肥桶』の体験型展示。チャレンジする来館者もその重さに度肝を抜かれます

また千両箱や肥桶を実際に担げるコーナーも。時代劇などではお馴染みのアイテムですがこれが驚くほど重いのです!よくこれだけ重いものを持って、ひょいひょい歩けたり積み上げたりするもんだと心底感心。江戸の町人を尊敬せずにはいられません。今後、時代劇の見方も変わりそうです。


【見所5】ショック!アレまでもう展示?!

平成の展示物

真面目な解説文を読むのも面白い、平成の展示物

江戸、明治、大正、昭和の東京の移り変わりを見て最後にたどり着くのは平成の東京。なんとショーケースの中にはボディコンやコギャルファッション、ファミコン、ポケベルなどついこの間まで私たちが使っていたお馴染みのアイテムが展示されていて、ちょっぴり複雑な気分に。考えてみれば昨日だってすでに過去。その積み重ねが歴史を作り、自分たちも歴史の中に生きているのだということを改めて感じながら見学ルートは終了となります。

遠い昔と思いがちな江戸・明治・大正・昭和の東京ですが、原寸大の模型やリアルなジオラマを通して見てみると、私たち現代人の生活との共通項が沢山見えてきます。江戸東京博物館の“新”常設展示室は、歴史や過去をより身近だと発見させてくれるスポットです。


<DATA>
江戸東京博物館
住所:東京都墨田区横網1-4-1 
TEL:03-3626-9974(代表)
常設展示観覧料:一般600円/大学生・専門学校生480円/高校生・中学生(都外)・65歳以上300円/中学生(都内)・小学生以下 無料
開館時間:9:30~17:30 (土曜日は9:30~19:30)*入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始
アクセス:JR総武線『両国』駅西口より徒歩3分
都営地下鉄大江戸線『両国』駅(江戸東京博物館前)A3・A4出口より徒歩1分
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