【見所1】庶民の“住まい”の移り変わりを体感

長屋の職人の部屋

江戸時代の職人の部屋。職場であり生活の場でもあるので、最低限のものがスッキリと片付いています

新しくなった江戸東京博物館・常設展示室の大きな見所の一つが、広大なスペースを有意義に使った「実物大」の模型。中でも江戸時代の庶民が暮らしていた『棟割長屋』では職人や、今まさに赤ちゃんが生まれたばかりの家族、寺子屋などが1棟にひしめき合って暮らしている様子がリアルに再現されています。約3坪のスペースに物を上手に収納し“日々断捨離”して暮らしていた様子や、住民が共同で使う雪隠(トイレ)の扉は下半分しかない(外から見ようと思えば見えてしまう!)ことなど、時代劇でもわからない江戸庶民の生活に色々と驚かされます。

ひばりが丘団地の原寸大模型

昭和生まれのガイドには懐かしすぎる『ひばりが丘団地』

江戸時代の長屋の他にも昭和初期の和洋折衷の住宅や戦時下の家、さらには子供の頃こんな間取り普通にあった!と興奮してしまう高度経済成長期の団地などが縮尺なしで忠実に再現。歴史はちょっと……と敬遠しがちの人も、住まいという身近なコンテンツから、江戸時代~近代の移り変わりを肌で感じることができるのです。


【見所2】こんなところまで見えちゃう!歌舞伎の展示

中村座の芝居小屋

中村座の芝居小屋。人気の撮影スポットの一つです

6階の日本橋から見てもその大きさで来館者を圧倒していた江戸時代の中村座の芝居小屋。この中では江戸文化の花型・歌舞伎を様々な模型で紹介していて、外国人観光客にも大人気です。

助六の舞台

現在舞台で使われている衣装や道具を忠実に再現している『助六』の舞台

素晴らしいのは江戸歌舞伎の代表作品『助六』の舞台が再現されていて、劇場に行ってもここまでは近寄れない!という近距離で衣装などを鑑賞することができること。さらに江戸時代後期に中村座で上演された『東海道四谷怪談』の見所の一つ・舞台上で繰り広げられる様々な「しかけ」がどうなっているか、からくり人形のような動く模型で明らかになるコーナーもあります。お岩さんの幽霊が現れたり消えたりといった現代人でも見抜けない舞台でのしかけが、定時になるとガイドの説明とともに惜しげも無くタネ明かしされ、こちらも必見の展示です。

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