石橋和美の恋愛コラム

既婚男性との恋愛……幸せを遠ざける「奥さんと私、どっちが好き?」

独身女性が既婚男性を好きになってしまった……この恋は一体どうなるのでしょう。彼の奥さんはどのような人なのだろう……。家ではどのような男性なのだろう……。頭が悪い妄想でいっぱいに膨らんでしまい、切ない思いを抱えている女性たちの気持ちと心の置き方を考えてみました。

石橋 和美

執筆者:石橋 和美

恋愛ガイド

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既婚男性との恋愛……独身女性たちの悩み

既婚男性との恋愛

この幸せが、ずっと続けばいいのに……

「好きになった人が、たまたま既婚者だった……」
「不倫をやめたいのに好きな気持ちがとまらない」
「私に幸せな未来なんてやってくるの?」
「私のこと、本当に好き?」


――もしも自分が好きになった人が家庭のある人だったら、あなたならどうしますか? 
「不倫」という恋を選びますか? それとも、恋をあきらめますか?
でも、人を好きになる気持ちって、相手が既婚者だからといってすぐに切り替えることが出来るものなのでしょうか。

このように、「好き」という恋愛感情をとめることができずに「不倫」に悩む女性から相談を受けることがとても多く、独身女性と既婚男性の不倫カップルもめずらしくありません。

そこで今回は、「不倫に悩む独身女性の心の置き方」について考えてみました。
 

やってはいけない! 嫉妬・執着からくる詮索

グラスを持ちながら立っている男女

彼は既婚者……奥さんと仲良くしている姿を想像してしまいます。

既婚者の男性と付き合うことになると、当然、「自分に対する愛情が本物なの?」ということが、気になってきます。
「奥さんがいるのに私のことも好き」という彼の態度は、頭で理解していても複雑な気持ちになるもの。いくら彼が口で「本気で愛しているのは君だ」と言ってくれても、100%信じるのは難しいですよね。

だからといって、彼が結婚しているからといって自分が「好き」という気持ちを断ち切れるわけでもなく、どうすることも出来ない現状に、悩める日々を過ごす独身女性の相談が後を絶ちません。

彼を信じたいのに信じられなくなり、好きなはずの彼を責めたくなり、独占したくなって「離婚してほしい」という気持ちも芽生えてしまいがちです。

それについて否定するつもりはありませんが、そんな女性たちが心を落ち着けるには、一体どうすれば良いでしょう?

そのためには以下を心がけてはどうでしょうか。
1.奥さんと自分への「愛情の量」は比較しない
2.家庭の中を探索するような考えは持たない
3.無理に彼を独占しようと思わない
4.最初に恋をしたときの初心に帰る

 

「奥さんと私、どっちが好き?」という危険な気持ち

花を持って一人たたずむ女性

奥さんと私、どっちが好きなの?

まず、1~3つ目に挙げたのは、
「彼への愛情」ではなく、「執着心や独占欲」から生まれる行動や態度の例です。
しかし、「叶わぬ恋かもしれないけれど、自分を見てほしい」――その気持ちが自分を高めていける要素にもなり得るのです。

つまり、「奥さんと私のどちらが大事?」と彼を責めたり、独占しようと追い詰めるのではなく、「奥さんより綺麗になってみせる!」という方向で、頑張ってみましょう。恋の力はものすごいパワーを発揮できますし、自分を大切にしてケアしていくことで幸せになることや綺麗になることに繋がっていくのではないでしょうか。

そして、彼への執着にエネルギーを使いきってしまう前に、自分のためにお金や時間をつかってみるのはいかがでしょうか。女性は、自分を自分で構ってあげることによって、女性として人としての魅力がアップしていきます。
当然、人から見たら「いつも美しく輝いているな、生活や恋愛が充実しているのだろう」などと思われるような自分に変身していけるはずです。そうなったときには、彼に対する「執着やしがらみや辛い気持ち」は感じられなくなっていることでしょう。

「不倫にはマイナスしかない」なんてことはありません。
彼を想う気持ちを、「綺麗になりたい」「魅力アップしたい」というモチベーションにしてください。
 

こじれた不倫は、執着のなかった初心に戻って考える

笑みを浮かべている女性

もっともっと綺麗になって、彼に私を見てほしい……

次に、4つめの初心に帰るということについてお話します。
いつも私の元に恋愛相談をしにくる独身女性のひとりに、話を聞いてみました。

Q:彼のどのようなところが好きですか?
A:容姿は勿論なのですが、優しいところです。

Q:どのようなところに優しさを感じますか?
A:仕事でフォローしてくれて、庇ってくれるところです。
 あとは、言葉が一つ一つ丁寧なところです。

Q:結婚しているということに対して抵抗は感じますか?
A:最初からわかっていたことなので抵抗はありませんが、
 自分が「好き」と意識し始めてからは感情を抑えることが出来なくなりました。

Q:個人的に会う、連絡を取るということについては、どう思いますか?
A:そうなれたら嬉しいです。気軽にやり取り出来たらいいなって思います。
 でも、もっと気持ちが強くなってしまうのではないかという不安もあります。

 彼は既婚者だとわかっているけど、彼と少しでも仲良くなりたい。
 奥さんがいることはわかっているので、多くは望みません。
 でも、彼からほんの少しでいいから女性としてみてもらえたら嬉しい……。


――このように、切ない恋心を募らせている独身女性たち。
そこには、理屈では語れない複雑な思いがあります。

「不倫の恋をしていては幸せな未来はない」と思っていても心のどこかでわずかな期待をしてしまい、モヤモヤした気持ちになってしまうのです。

心の葛藤は抱えてはいますが、「彼のことが好き」という恋愛感情は普通の恋愛と変わらずに、とても純粋だったはずです。
恋の結末ばかりが不安に思っていてもしかたないのですから、自分が大きく成長できて魅力溢れる輝く女性になれた方が、数百倍も幸せを感じられるかもしれません。

好きになった人がたまたま既婚者なだけであって、どの恋愛にも共通して言えることは、「恋愛こそ、自分を成長させてくれる一番のツールである」ということです。

「不倫」という恋の形に出会ったのも運命なのかもしれません。
気持ちを整理するのは難しい部分もあると思いますが、せっかくならばマイナスではなく自分が成長をしていくための、プラスの縁に変えてしまいましょう。
どんな恋であっても、悩みはあって当然のこと。

どのような形であっても、自分にとって幸せと感じられる恋でありますように。
いつでも皆様の幸せを願っております。

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