日経平均株価は10月7日現在、1万8000円台まで上昇
中国経済への不安や米国株の株式市場の下落等の影響を受けて、日本の株式市場は9月29日に大幅に下値下がりしました。日経平均株価は一時1万6901円まで下落し、一時は1万7000円を割り込みました。しかし、その後は急反発し、10月7日現在、1万8000円台まで上昇しています。日経平均株価は、8月につけた高値から9月の安値までおよそ15%ほど下落しましたので、下落局面もひとまず落ち着いたのかもしれません。株価は今後、どう動くのでしょうか?
まずは日経平均株価を見てみましょう。丸印をつけた部分が9月につけた安値です。
ボリンジャーバンドを使うと
次に、ボリンジャーバンドで日経平均株価の動きを見てみましょう。8月に株価が下落した際にボリンジャーバンドのバンドが大きく開き、マイナス2σに沿って株価は下落しました。(バンドウォークと言います。)
しかし、丸印をつけた部分を見てみましょう。これまで大きく拡大していたバンドは収縮(スクイーズ)したことがわかります。つまり、バンドの基調がこれまでとは異なってきたとことがわかりますね。
ボリンジャーバンドの基本:1万8000円をつけた日経平均株価。今後はどう動く?
今後はどうなる?
ボリンジャーバンドは通常、拡大したり収縮したりしています。バンドの幅が広がって新たにトレンドを形成するのか、それとも、一定幅のバンドの状態を維持するのか、現状では判断が難しいですが、個人的には、これまで拡大していたものが収縮した状況を考えると、目先は一定幅で動く可能性も考えられるでしょう。その場合には、もみ合い相場になりますので、安くなれば買い、高くなれば売るという戦略をとればいいでしょう。ただし、株価チャートは過去を表示しているわけですから、今後の動向は憶測でしかありません。他の株価チャートと併用して、今後ボリンジャーバンドがどのように形になっていくのか、そして株価がどう推移するのか、注目しておいて損はないでしょう。
※投資の判断につきましては、ご自身の責任でお願いします。
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