格安の宿!「公共ホテル」に注目!
格安の宿に泊まってお得な旅!
観光地の格安施設として「公共の宿」が有名ですが、ホテルにも、自治体をはじめ、第三セクターや各種団体が運営する施設があります。私は「公共系ホテル」と呼んでいます。
たとえば「メルパルク」などは有名ですが、料金ばかりでなく立地も秀逸な施設が多いことも魅力です。中でもメルパルク横浜は、山下公園前に位置するなど、料金ばかりでなくロケーションも最高です。
同じく横浜には、中華街や元町へも徒歩圏の「エスカル横浜」という施設がありますが、こちらは日本船員厚生協会が運営するホテルです。もちろん一般の利用も可能。サウナもある大浴場を設けたりと施設も充実しています。
また、都内の公共系注目ホテルとしては、江戸川区が経営する「ホテルシーサイド江戸川」があります。運営は何とホテルオークラ系の株式会社ホテルオークラエンタープライズ。高級ホテルのサービスが公共ホテルで体験できそうです。東京都の施設で注目なのが「BumB(ぶんぶ)東京スポーツ文化館」。
江東区にありビジネスユースにも便利そう。プールをはじめとした各種スポーツ施設、スタジオや研修施設、レストランなどを備えます。あまり知られていないので、一般的なホテルと比較して予約できる可能性も高そうです。このように、都市部でも様々な公共ホテルがあります。観光にはもちろんビジネスにも賢く利用したいものです。
「進化型カプセルホテル」が凄い!
カプセルホテルといえば、終電に乗り遅れたサラリーマン御用達といったイメージでしたが、最近はちょっと様子が違います。もちろん旧態型の施設もありますが、女性専用フロアを設けたり、エンターテインメントに力を入れたりと多様化しています。最近誕生している「進化型カプセルホテル」は驚愕モノ。例えば、「ファーストキャビン」はもはやカプセルホテルとはいえない形態です。二段ではなく上下の空間を確保し、通常のカプセルホテルのように屈(かが)むことなく自由に動ける「キャビン」を用意しています。
また、男性専用の施設ですが、新宿や秋葉原、新橋に展開する「豪華カプセルホテル安心お宿」も見事です。カプセルスペースにはシモンズの寝具を採用、消臭スプレー、男性用化粧品など多彩なアメニティを取り揃えるなど、無料アメニティを豊富に用意。休憩室には無料ドリンクやマッサージチェア、漫画喫茶的なスペースを設けてエンターテインメイント性も抜群。もはや泊まるだけではない「癒され楽しむ施設」が進化型カプセルホテルです。
「ゲストハウス」もはやバックパッカーだけの宿じゃない
ゲストハウスとは各自のベッドはあるものの、基本的には同一居室を複数人で共用するという宿泊施設です。カーテンで仕切れる二段ベッドの施設が多いのですが、長距離フェリーの寝台室やブルートレインの寝台車などが思い出されます。近年、新しいコンセプトを打ち出したゲストハウスも増えており、特に外国人客に人気を博する施設が多くなっています。1室を複数人で共用するということは、翻って、人数や条件によっては、グループで1室利用できるケースもあり、仲間同士でワイワイできるのは楽しそう。キッチン、シャワー、トイレなどは共用ですが、とにかく格安なので、条件に合った施設を選ぶことができれば、快適なステイができそうです。もちろん各自のロッカーはありますし、設備の充実したパブリックスペースが設けられた施設も多数あります。各種イベントを開催する宿もあり、ゲスト同士の楽しい交流もはかれます。人と人との出会いの場もゲストハウスの大きな魅力。
一般的なホテルにはない魅力の格安施設を紹介してきました。例えばカプセルホテルは「音」の問題がシビアですし、ゲストハウスは「プライバシー性」の問題もあります。いずれにせよ、設備、条件の優先順位などを考えながら、目的にあった利用ができれば、大変リーズナブルに宿泊できることでしょう。
教えてくれたのは……
瀧澤 信秋(たきざわ のぶあき)さん
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