布団・寝具/布団・寝具の選び方

プチ不調に、快眠を促す自律神経整え法

ストレス社会、季節の変わり目、忙しい毎日、さまざまな背景が原因となり自律神経が乱れて「プチ不調な日々」を強いられている方も少なくないと思います。そこで、快適な明日を迎えるためのヒントを3つご紹介します!

友野 なお

執筆者:友野 なお

布団・寝具ガイド

残暑は夏の疲れがどっと出て体力が低下しがちになりますが、さらに季節の変わり目は一日の中でも寒暖差が激しくなり、自律神経が乱れがちになります。ホルモンとならび、体をコントロールする大切なシステムが「自律神経」。自律神経は体全身にくまなく張り巡らされている神経で、生命維持に必要な呼吸や心臓をはじめとする内臓の働き、血液循環、ホルモンの分泌、体温の調節、消化吸収活動など全ての機能をコントロールする役割を担っており、その機能を脳へフィードバックするネットワークのことをいいます。

自律神経はその名のとおり、「自律」している「神経」なので自分の意志でコントロールすることはできないのですが、このバランスが乱れてしまうと様々な不定愁訴が発症し、だるさや頭痛などからプチ不調な日々を送ることになってしまうのです。昼間は活動スイッチがオンになる「交感神経」、夜間は休息スイッチがオンになる「副交感神経」がスムーズに優位になるような適切なバランスがとれるよう、自律神経を整える習慣を生活の中に取り入れていくことが元気な毎日につながります。

自律神経を整える1「睡眠リズムを一定化させる」

0時には就寝するよう目安にすると、睡眠リズムが整いやすくなります。

0時には就寝するよう目安にすると、睡眠リズムが整いやすくなります。

夜更かしなどの生活リズムの乱れは自律神経の乱れに直結するので、絶対にNG。体内のリズムを崩さないことが心身の疲れやすさやダメージを防いで免疫力を強化することにつながるので、まずは睡眠時間を7時間~8時間確保することを心掛けるところから始めましょう。

仕事などの関係で睡眠時間がなかなかとれない場合は、就寝前にスマホを見る、夜食を食べる、寝酒を飲むなどの快眠を妨げる習慣をやめて、睡眠の質を高めるように意識してくださいね。

自律神経を整える2「運動ゴールデンタイムに運動する」

中強度の無酸素運動を有酸素運動にプラスして行うのが理想的です!

中強度の無酸素運動を有酸素運動にプラスして行うのが理想的です!

体温が最も高い18時~20時はエネルギッシュな時間帯なので運動を実施するのに適しています。ウォーキングなど心地よいと感じる程度の運動は神経の緊張をほどよくほぐしてくれるので、特に日中パソコン作業ばかりであまり動かない方の場合は、帰宅する際に一つ前の駅で電車を降りて一駅分歩くなど、「歩く」習慣を生活の中に根付かせましょう。

プラスしてちょっと強度の高めの運動も5分~10分取り入れれば、さらに快眠が促進され自律神経のバランスを整えることにつながります。

自律神経を整える3「映画や本を活用する」

ハッピーエンドのものや文字がなく眺めているだけで楽しいものおすすめです!

ハッピーエンドのものや文字がなく眺めているだけで楽しいものおすすめです!

現代のストレス社会では昼間の興奮・緊張モードの交感神経から、夜になってもなかなかリラックスモードの副交感神経に切り替わらないという方が多いのですが、人は笑うことで副交感神経が優位になり、リラックスした状態になるといわれています。

また、「涙を流す」という行為にも「ロイシン-エンケファリン」という気持ちを落ち着かせようとする脳内麻酔のようなものが分泌されて心を落ち着つかせるというサポート力があるのです。感動する内容、あるいは思いきり笑える内容の映画を観たり本を読んだりして、心をリフレッシュしましょう!自律神経を整える健康習慣を実践して、不安定な天候やストレスに負けないタフな心身を手に入れてくださいね!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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