「母が喜ぶ恋人を選ばなきゃいけない」
自分のお腹から生まれた娘は、母にとって自分のカラダの一部のように思ってしまうのかもしれません
現在シングルマザーの方にも、毒親に育てられたという方が多くいらっしゃいます。
・親の干渉から逃れるために早く結婚したかった
・親から強引に勧められて結婚した
・母が喜びそうな相手を選ばなければいけない
など、自分の好みや想いで相手を選ばずに結婚した人が多いものです。
さらに「厳しかった父と似た夫と結婚してDV被害に遭った」「早く家を出たくて結婚したのに、離婚したので両親からさらにダメ出しされる」など、その後の人生にも大きく影響します。
やっかいなのが、母と娘。なかでも「母と長女」の関係は密であり、一卵性母娘という言葉もあるほど、深く大きく影響し合うものです。それが恋愛観や結婚観に影響しないわけがないのです。
特に一見「いい母親」とされている毒母ほど、娘の対応は困難です。筆者の母も、努力家で真面目で世間に認められている良妻賢母でした。
自己開示は大切だけど母を非難するだけでは変われない
「親子の確執」に気づいた人はどうなっていくのでしょうか。母娘関係で考えてみます。母親に自由を奪われてきたと気づく
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母親への憎悪が生まれ
同時に、憎悪する自分への罪悪感を持つ
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その気持ちを自己開示(話したり書いたり)し始める
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母を許そうとすると同時に
「謝ってもらいたい」「『悲しかった』気持ちを伝えたい」と思い始める
というところだと思います。
でも「直訴すること」は、筆者は勧めません。母に伝えても謝るどころか100倍にして返す母親もいるからです。なかには家族や親戚を巻き込んで自分の正しさを主張し、娘を追い詰める母親もいるでしょう。母親の闇が深いほど、簡単には解決できないのです。