単にセックスを行うのではなく、食事やお酒などを一緒に楽しむことは、夫婦間のコミュニケーションを高めると同時に、自然と良い雰囲気を作り出し、良いセックスにつながると考える人が多いようです。では、ED(勃起不全)などで自信をなくした男性を励ますにはどうすればよいのでしょうか。
大切な、パートナーとの親密な時間
シアリス、バイアグラ、レビトラなどのED治療薬は文字通り、ED治療の第一選択として、日本性機能学会の定めたガイドラインに明記されています。ですから、彼の自信喪失の原因が勃起しないことによるのであれば、ED治療薬の服用を彼に勧めてみるのが早道です。とはいえ、ED治療薬は町の薬局やコンビニエンスストアなどの棚から手に取って買える薬ではありません。入手するためには、病医院やクリニックなどを受診し、処方してもらう必要があるからです。
また、ED治療薬を服用すればたちまち勃起が起きるわけではありません。薬が効果を発揮するためには「性欲が十分に高まっている」必要があります。つまり、効き目が現れるまでは、食事やお酒などでパートナーと親密な時間を過ごし、一緒に性的興奮を高めることが何よりも大切です。
性交は愛し合う行為として存在する
愛のある性交にはパートナーとの深いコミュニケーションが欠かせない
あくまでも一般論ですが、女性は「愛⇒愛し合う⇒愛の性交」という思考回路を持っているようです。愛の性交とは、「性交は愛し合う行為として存在する」ということです。紹介した調査結果からも、夫婦間のコミュニケーションこそが非常に大切であることがうかがえます。
同じ調査で尋ねた「夫からセックスを誘った場合の妻の対応」では
- しばらく時間をおいてから応じる=42.7%
- すぐに応じる=36.5%
- 拒否する=20.8%
このことからも、夫婦間のセックスでは、夫の誘いに対して時間をかけて応じる妻が多いことが分かります。
肝心なのは、相手を思いやる気持ち
ストレスなどの心理的な理由が引き金となる心因性EDは、大抵の場合、いったんは勃起して挿入できるものの、射精に至る前に陰茎がしぼんでしまう中折れから始まります。多くの男性はこの状態を迎えることで、わが身に起きたEDの現実を突きつけられます。「たまたま」なら挽回のチャンスはありますが「たびたび」だと、それがプレッシャーとなり、自信を失わせます。こんなとき、最もしてはいけないのは、うまくできなかったことをことさら言葉にすることです。「なんでできないの?」「よそで頑張ってきたの?」「欲求不満になるわ!」などはすべてNG。ますます相手を追い込んでしまうからです。
だからといって、腫れ物に触るように、あえて避けて通る態度も、場合によってはわざとらしく感じられ、かえって無言のプレッシャーを与えかねません。そっと手を握ったり優しく肌を触れ合うといったスキンシップだけでも、二人の気持ちは通い合うでしょう。
かけるべき最も適切な言葉や示すべき態度はそれぞれのカップルによって異なるので、一概には言えません。しかし肝心なのは、相手を思い遣る気持ちを忘れないことです。
「AKB」を生かした食生活や呼吸法も
赤身の魚や肉、黒豆、バナナを毎日の献立に積極的に取り入れよう
人気アイドルグループの力を借りるのではありません。
A=赤身の魚や肉
K=黒豆
B=バナナ です。
赤身の魚や肉は質の高いタンパク源として重要です。黒豆は低脂肪であるうえ、高タンパク質や抗酸化作用のあるポリフェノールを含んでいます。バナナは性欲を高めるとされるホルモン、メラトニンをつくるセロトニンという物質の素となる必須アミノ酸(トリプトファン)を多く含みます。「AKB」はどれも手に入りやすいものばかりですから、毎日の献立に取り入れるとよいでしょう。
また、「その最中」に中折れを察したら、男性はいったん動きを止め、口を閉じておなかを膨らませるつもりで鼻から息を吸い込み、静かに吐き出すのが良いという説もあります。おなかの筋肉を上下させることで副交感神経が刺激され、陰茎への充血を促すというメカニズムです。タイミングを見計らってやってみると、意外と効果があるかもしれません。
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