ED(勃起不全、勃起障害)は男性特有の病気ですが、その影響を受けるのは男性だけではありません。例えば、子どもが欲しい女性にとって、射精にまで達することのできないEDは切実な問題です。

多くの場合、EDは心理的な理由で引き起こされます。このため、もしパートナーの女性が男性の生理を十分に理解できなかった場合、その言動が症状の改善を妨げることもありえなくはありません。EDは男性ばかりでなく、女性にも深く関わる問題といえます。

EDの男性を奮い立たせるために、女性はどのようにすればよいのでしょうか。今回は主に女性の視点から考えてみましょう。


愛情をもって、見て見ぬフリ

男性の自尊心を傷つける言葉は禁物。愛情を込めた優しい気遣いを

男性の自尊心を傷つける言葉は禁物。愛情を込めた優しい気遣いを

挿入後に萎えてしまう「中折れ」はEDの代表的な症状で、これは女性にもわかります。女性が体内でその異変を感じたとき、男性は「いかに復活させるか」に全神経を集中させているはずです。功を奏してうまく持ち直す場合もありますが、残念ながら、そのまま“戦線離脱”を余儀なくされることも少なくありません。

そんなときに白けた表情をしたり「なんでだめなの?」などと問い質したりするのは逆効果です。ただでさえ心理的な重圧を感じている男性を追い詰めることになるからです。ベストの対処は、見て見ぬフリをすることです。

いったん、休戦状態になったとき、さり気なく「きょうは疲れちゃったのね」と言葉を添えれば、男性の自尊心は傷つかずに済むでしょう。一時的な中折れであれば、しばらく休息することで戦線復帰できることもあります。


あなどれない、ローションの力 

セクシーな下着や香り、灯りなどの演出は意外な効果をもたらすかも

セクシーな下着や香り、灯りなどの演出は意外な効果をもたらすかも

勃起は基本的に性的な刺激を受けて初めて起こります。血気盛んな若いときには視覚的な刺激だけで勃起しますが、30代を過ぎると徐々に、体への直接的な刺激が必要になってきます。

男性はムードを二の次にしがちですが、時にはセクシーな下着や香水、キャンドルの灯りなどを組み合わせたりしながら、男性への「演出」をしてみるのも一法です。

そして、ローションを使用しながらいつくしむように愛撫してあげるのもよいでしょう。男性にとっては直接的に得られる快感となり、また前戯としても優れています。これまで試みたことのないカップルであれば、なおさら刺激的でしょう。


あえて勃たせないという方法 

心因性のEDは、過去の失敗体験がトラウマになり「また失敗するのではないか」という強迫観念と悪循環から起こる場合が多いものです。この心理を逆手に取った療法が「勃起させない、挿入しない」ことを決まりにする「ノン・エレクト法」です。

まず、膣口に亀頭部を押し付け、温かさや柔らかさを楽しみます。そうするうちに性交可能な勃起状態になっても、挿入やピストン運動はNG。こういう状態を繰り返すことで「今度こそうまくできなければ」という一種の強迫観念から解放され、正常に勃起できる状態へ導くのです。

ただし、この方法は男性側の一方的な性行為となるため、パートナーのフラストレーションをつのらせる場合があります。その意味では、相手の理解と協力が不可欠です。あまり真剣になり過ぎず、軽いプレイ感覚で試すとよいかもしれません。


ED治療薬は安全で確かな対処法 

ここまでは、相手を思いやる優しい言葉がけやムードを高める演出、あえて勃起を我慢させる方法など、基本的に外から働きかける方法でした。

もちろん、そのいずれかの方法でEDが改善されればよいのですが、その時々の体調や気持ちのあり方なども関係するため、必ずしも同じ結果が得られるとは限りません。

その点、シアリス、バイアグラ、レビトラなどのED治療薬は、ED治療の第一選択とされるほど高い信頼と実績があります。現時点では、最も安全で確かな成果をもたらしてくれる対処法といえます。

性的な刺激さえあれば、ごく自然に勃起が促されるので、その後の性行為をスムーズに進めることができます。頭痛のときの鎮痛剤、腹痛のときの整腸剤のように、必要に応じて使う常備薬と考えればよいのです。

ただし、初めて服用するときには必ず専門医の診察を受けるように勧めてください。カップルで受診すれば、男性の生理を理解する助けになるでしょう。

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