「軽いノリ」だからこそのコツとは?
場所は都内の繁華街。写真はイメージです。
舞台で多少のトークや芸をはさみながら、女性が男性のいるテーブルを回っていくという形式で合コンは進んでいく。
こういった方式だと、婚活パーティなどより敷居が低くて、来場しやすいのだろう。
来場者たちに、何を目的に来ているのかを聞いてみると、イベント目当てと「出会い」目当てが半々といったところ。案外、「女性と出会う機会がないので、出会いたい」とまじめな表情で語る男性が多かった。
一方、女性たちは、「こういう場所を楽しみたかった」「飲み友だちでも見つかればいいなと思って」と、ノリが軽い。
男性のほうが数が多く、女性のほうが余裕をもっていると思われるこういう合コンで、男性からモテるコツはあるのだろうか。
イベント式合コンに慣れている女性たちに聞いてみた。
1.男ウケする「キャラ設定」は大事に
ワンピースにカーディガンを羽織って、初々しい雰囲気。話しかけられやすい女性のイメージはこんな感じだ。
アイコさん(35歳=仮名・以下同)はそう言った。当日の彼女のファッションは、ふわりとした淡い色合いで柔らかい素材の花柄ワンピースに、白い長袖カーディガン。女子会では露出過多になってもいいが、合コンと名がつく場合は露出は控えめにするのがコツ。
メイクはあくまでもナチュラルに。つけまつげや、アイライン、シャドウがばっちりだと男性は話しかけにくいと感じてしまう。
「くるくるふわふわの巻き髪もいいけど、わたしは肩甲骨あたりまでのロングなので、つやつやストレートで行くことが多いです。なんだかんだ言って、男はストレートのロングに弱い」
さらに注意すべき店は、来るときはひとりで。友だちと来ていても、中で別れて、とりあえずひとりになる。入り口付近でうろうろしていれば、男性が「こちらへどうぞ」とエスコートしてくれるから。
「友だちと一緒にきて、女同士でわいわいしゃべっていると男性は入り込む余地がないんですよ。まずはひとりになる。そして、『友だちと一緒に来るはずだったのに、友だちが遅れたために、どうしたらいいかわからない私』を演出する」
そもそもひとりで乗り込んできたと思われても「男はどん引きする可能性がある」から、一緒に来るはずだったことを強調するのも忘れずに。合コンに慣れていない女を演出するのである。
「かといって、がちがちに堅いイメージを与えてもダメ。舞台で何か始まったら、たとえ下ネタでも適当に笑っておく。下ネタでも笑うんだ、という気さくな一面を周りに見せるためにね」
キャラ設定は奥が深い。
さらに、ドリンクがなくなったときは、自分でさっさと買いに行ってはいけない。
「ドリンクのおかわりって、どこで頼めばいいんですか? 初めてだからわからなくて」
気の利く男なら、「一緒に行きましょう」と言っておごってくれるはず。
男性側が「買ってくるから待ってて、というのもアリだと思うんですが、そうすると残された私は、他の男性と話し始めちゃうでしょ。一緒に買いに行こう、と言われると、ああ、もっと私と話したいのかなと思えますよね」
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