「街づくりカフェ」で住まいと暮らしを提案する新戦略

カフェのハウススペースにあるキッチンでは本格料理も可能。ホームパーティなどにも貸し出している

カフェのハウススペースにあるキッチンでは本格料理も可能。ホームパーティなどにも貸し出している

コンセプトは「Style(一生向き合っていける自分らしさ)ある日常生活」。原宿キャットストリートのごみ置き場を見事ファッションカフェに転換させるなど実績のある商業開発プロデューサー入川秀人氏(入川スタイル&ホールディングス代表取締役)が語った言葉が印象的です。

「カフェはフランスのサンジェルマンやモンマルトルがそうであるように、単にコーヒーを飲む飲食スペースではなく、文化と情報と地域が交わる発信拠点であるはず。カフェが景観をつくり、地域コミュニティのHUBになる。そんな街のオアシス空間を目指した」

店内にはIKEAの家具や協賛メーカーの住宅資材が使われ、PRコラボになっているのだが、意外と建築を担当したダイワのジーヴォなどはカタログさえ置いていない。「カフェを作ってもあかさらまに営業しない」そこがこのエリア層を巧みにマーケティングした戦略なのだろう。

キャナリーゼ女性の心理突く?

住宅資材でつくられたカフェ。置かれた本や雑貨にもセンスが感じられる

住宅資材でつくられたカフェ。置かれた本や雑貨にもセンスが感じられる

豊洲エリアに住むニューファミリー層は世帯年収も高く、デザインや上質へのこだわりが強い層。このエリアに住む30~40代女性は「キャナリーゼ」(キャナル=運河をもじった造語)とあこがれられ、ベビーカーで言えば、マクラーレンは普通、その上をいく高級ベビーカーで差別化するママたちが多い。

実際、記者発表後に一般オープンするやいなや、ベビーカーや赤ちゃんを抱いた多くの美しきキャナリーゼたちが店内に入ってきました。シックながらも無垢フローリングや木を多用した自然を感じるインテリア空間に満足しつつ、「えーっ、このキッチン、IKEAなんだー。オシャレー」と驚く声も。この驚きがクチコミを呼び、キャナリーゼに認知されていく。なんともウマイ。

これからの住宅展示場・ショールームの新しい手法になるかもしれないと思いました。ガイドもあまりの空間の気持ちよさに、その後の打合せにも利用しつい長居してしまいました。

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